礼拝メッセージ

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「パンを裂くために」(聖日礼拝メッセージ 2024/11/03)

 今日は使徒の働き24「第3回伝道旅行(2)エペソ(2)、マケドニア」です。 パウロは、3回目の伝道旅行(使徒 18:23~20:38)でガラテヤ・フリュギア地方の教会の兄弟姉妹を力づけ、エペソでの騒動を経て、マケドニア、ギリシアの教会を訪ね(約1年間、エルサレム教会の貧しい兄弟姉妹への献金を集めた。Ⅱテサロニケ)、再びアジア(トロアス)を経由してエルサレムに上りました。エペソとトロアスでの働きを見ましょう。 1.エペソでの騒動  見聞きしているように、あのパウロが、手で造った物は神ではないと言って、エペソだけでなく、アジアのほぼ全域にわたって、大勢の人々を説き伏せ、迷わせてしまいました。・・・これを聞くと彼らは激しく怒り、・・・叫び始めた。そして町中が大混乱に陥り、・・・使徒 19:26~19:29  パウロの3回の伝道旅行でアジア全体に福音がくまなく伝えられました。エペソでの騒動...
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週報 2024/10/27

 今日は使徒の働き23「第3回伝道旅行(1)エペソ(1)」です。 パウロは、アンティオキアから3回目の伝道旅行(使徒 18:23~20:38)に出発しました。ガラテヤ地方とフリュギア地方の教会の兄弟姉妹を力づけ、さらにイエス様の福音を伝えるためでした。 1.第3回伝道旅行  パウロはアンティオキアにしばらく滞在した後、また出発し、ガラテヤの地方やフリュギアを次々に巡って、すべての弟子たちを力づけた。使徒 18:23  これが二年続いたので、アジアに住む人々はみな、ユダヤ人もギリシア人も主のことばを聞いた。使徒 19:10  パウロは、第2回伝道旅行と同様にアンティオキアから陸路ガラテヤ地方を通って教会を力づけ、エペソを中心に活動し、ギリシアのマケドニア(マケドニア北部のイルリコ)やコリントでも活動しました。この期間中にコリント人への手紙、ガラテヤ人への手紙、ローマ人への手紙が書かれ...
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「罪からの解放」(聖日礼拝メッセージ 2024/10/20)

 今日は使徒の働き22-6「第2回伝道旅行(4-6)ガラテヤ(2)」です。 パウロは、ガラテヤ地方(ピシディアのアンティオキア、イコニオン、リステラ、デルベ)の教会の兄弟姉妹に対して、イエス様は、あなたがたを不信仰と罪と律法に束縛された生き方から神様に従う真の自由へと解放してくださったと教えました。 1.恵みから落ちた者  キリストは、自由を得させるために私たちを解放してくださいました。・・・律法によって義と認められようとしているなら、あなたがたはキリストから離れ、恵みから落ちてしまったのです。私たちは、義とされる望みの実現を、信仰により、御霊によって待ち望んでいるのですから。ガラテヤ 5:1~5  パウロは、律法と割礼に頼る者は、イエス様が十字架で完成してくださった贖いによる罪の赦しを拒絶し、律法を守るという自らの行いによって救いを得ようとしている、せっかくイエス様が犠牲を払って律...
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「偽りの福音」(聖日礼拝メッセージ 2024/10/13)

 今日は使徒の働き22-5「第2回伝道旅行(4-5)ガラテヤ(1)」です。パウロは、第1回伝道旅行でガラテヤ地方(ピシディアのアンティオキア、イコニオン、リステラ、デルベ)を訪れて教会を開拓し(AD45~48)、第2回(AD50)、第3回(AD54)の伝道旅行で再度訪問しました。ガラテヤ人への手紙は、第2回伝道旅行の後(AD51~53)に書かれたと考えられています。ガラテヤ地方では多くの異邦人が福音を聞いて信仰に入りましたが、ユダヤ主義者による激しい迫害もありました。ガラテヤ人への手紙は、パウロたちが去った後にユダヤ人教師が教会に偽りの福音を持ち込んで兄弟姉妹の信仰を混乱させていることに対して、割礼ではなく恵みによって救われることを改めて教えています。 1.ほかの福音  私は驚いています。あなたがたが、キリストの恵みによって自分たちを召してくださった方から、このように急に離れて、ほかの...
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「神の愛とキリストの忍耐」(聖日礼拝メッセージ 2024/10/06)

 今日は使徒の働き22-4「第2回伝道旅行(4-4)Ⅱテサロニケ(2)」です。パウロは、テサロニケ人への第2の手紙の結びにあたって、主がともにいてくださるので、悪い者から守られること、自立した歩みができること、みことばに従わない人を兄弟として愛せることを教えて、神の愛とキリストの忍耐に歩むよう勧めています。 1.悪い者からの守り  私たちが、ひねくれた悪人どもから救い出されるように祈ってください。すべての人に信仰があるわけではないからです。しかし、主は真実な方です。あなたがたを強くし、悪い者から守ってくださいます。・・・主があなたがたの心を導いて、神の愛とキリストの忍耐に向けさせてくださいますように。Ⅱテサロニケ 3:2~5  パウロは、テサロニケ教会の兄弟姉妹が信仰に歩んでいることをほめ、暴力や謀略をいとわないユダヤ主義者たちや信仰を持たない者たちが取り巻く中で、主ご自身が彼らを守...
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「互いに対する愛」(聖日礼拝メッセージ 2024/09/29)

 今日は使徒の働き22-3「第2回伝道旅行(4-3)Ⅱテサロニケ(1)」です。テサロニケ人への第2の手紙は、第1の手紙の数週間後か数か月後のAD52年頃に書かれました。この手紙では、兄弟愛とイエス様の再臨(主の日)と背教、救いの選びについて教えています。 1.互いに対する愛  あなたがたの信仰が大いに成長し、あなたがたすべての間で、一人ひとりの互いに対する愛が増し加わっているからです。Ⅱテサロニケ 1:3  主に愛されている兄弟たち。・・・神が、御霊による聖別と、真理に対する信仰によって、あなたがたを初穂として救いに選ばれたからです。Ⅱテサロニケ 2:13  パウロは、テサロニケ教会の兄弟姉妹が迫害と苦難の中にありながらも、信仰が著しく成長していることを誇りに思っていると記しています。テサロニケ教会には、ユダヤ人とギリシア人、身分の高い人と低い人、裕福な人と貧しい人たちが混在してい...
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「主の日の到来」(聖日礼拝メッセージ 2024/09/22)

 今日は使徒の働き22-2「第2回伝道旅行(4-2)Ⅰテサロニケ(2)」です。パウロは、第2回伝道旅行で開拓したテサロニケ教会の兄弟姉妹に手紙を送って不道徳と兄弟愛、イエス様の再臨とすでに召天した者について教え、堅く信仰に立ち続けるよう励ましました。 1.兄弟愛  神のみこころは、あなたがたが聖なる者となることです。あなたがたが淫らな行いを避け、一人ひとりがわきまえて、自分のからだを聖なる尊いものとして保ち、神を知らない異邦人のように情欲におぼれず、また、そのようなことで、兄弟を踏みつけたり欺いたりしないことです。Ⅰテサロニケ 4:3~6  テサロニケ教会は後述のⅠテサロニケ4:9で「兄弟愛については、あなたがたに書き送る必要がありません。・・・」とほめられていますが、性的な不道徳の兆候があったようです。当人、夫婦、家族、ひいては教会の兄弟姉妹にまで悪影響を及ぼす問題について注意...
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「神に愛されている者」(聖日礼拝メッセージ 2024/09/15)

 今日は使徒の働き22-1「第2回伝道旅行(4-1)Ⅰテサロニケ(1)」です。パウロは第2回伝道旅行でテサロニケに短期間留まり教会を設立しましたが、ユダヤ人たちの暴動により次の町ベレアに行かざるを得ませんでした。パウロは信仰に入ったばかりのテサロニケの兄弟姉妹を気遣ってテモテを遣わし、さらに手紙を送って励ましと教えを与えました。 1.テサロニケ教会の状況  あなたがたも、多くの苦難の中で、聖霊による喜びをもってみことばを受け入れ、私たちに、そして主に倣う者になりました。Ⅰテサロニケ 1:6  あなたがたがどのように偶像から神に立ち返って、生けるまことの神に仕えるようになり、御子が天から来られるのを待ち望むようになったかを、知らせているのです。Ⅰテサロニケ 1:9,10  テサロニケではパウロたちの伝道によってユダヤ人と多くのギリシア人が信仰に入り(使徒 17:1~9)、彼らの信仰は...
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「恐れずに語り続けよ」(聖日礼拝メッセージ 2024/09/08)

 今日は使徒の働き22「第2回伝道旅行4(コリント)」です。パウロはアテネを去りコリントにやって来ました。コリントではイタリアから来たアキラ・プリスキラ夫婦と共に天幕作りをしながら宣教を続けました。ここでもユダヤ人の反対者が現れましたが、主の励ましによって1年半以上福音を語り続けて教会の礎を築き、その後アンティオキアに戻りました。 1.偶像の町コリント  会堂司クリスポは、家族全員とともに主を信じた。また、多くのコリント人も聞いて信じ、バプテスマを受けた。使徒 18:8  コリントはアテネの西70kmにある重要な商業都市・東西貿易の要衝でした。ローマ時代は富と贅沢と不道徳の都市で「コリント=性的不道徳と酩酊」と言われるほど堕落した町となり、BC2世紀には自由市民30万人に対して奴隷が46万人おり、1千人の神殿娼婦が異教(女神アフロディテ)の礼拝儀式で活動していました。そんな町にも神の...
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「すべての人に悔い改めを」(聖日礼拝メッセージ 2024/09/01)

 今日は使徒の働き21「第2回伝道旅行3(アテネ)」です。パウロはベレアでの難を逃れるためにアテネに送り出され、シラスとテモテはベレアにとどまりました。パウロは会堂でユダヤ人と改宗者に教え、広場とアレオパゴス(裁判所、評議所、身分審査)では哲学者たちと論じ合いました。パウロはすべての人たちに悔い改めの必要性を説きました。 1.哲学と偶像  さて、パウロはアテネで二人を待っていたが、町が偶像でいっぱいなのを見て、心に憤りを覚えた。使徒 17:16  アテネはアカイア地方の首府(現在はギリシャの首都)で、哲学、文学、科学、美術の一大中心地、民主主義発祥の地、世界最大の大学都市、宗教多元主義の町でした。パウロは偶像の多さに義憤を抱きました。哲学も宗教も創造主なる神様と救い主なるイエス様抜きで真理と幸福を得ようとする点は同じです。  エピクロス派:唯物論者(理神論)、快楽主義、充実した人生...
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