礼拝メッセージ

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「イエス様に従う」(聖日礼拝メッセージ 2023/08/20)

 今日は新約聖書の教え6「イエス様に従う」です。イエス様は、ご自身について行きたいという人に対して、「ついて来なさい。」という時と「家族の元に帰りなさい。」という場合がありました。どちらのケースもイエス様を心から信じて、イエス様を第一とする生き方です。 1.鋤に手をかけてから後ろを振り向く者  イエスは別の人に、「わたしに従って来なさい。」と言われた。・・・「主よ、あなたに従います。ただ、まず自分の家の者たちに、別れを告げることをお許しください。」すると、イエスは彼に言われた。「鋤に手をかけてからうしろを見る者はだれも、神の国にふさわしくありません。」 ルカ 9:59~62  イエス様はご自身に従ってくる者に対して、厳しい言葉をかけました。一時の思い付きや軽い気持ちでついて来ようとする者に対しては、宣教の厳しさを教えました。また、この世のことや家族に関わり過ぎていて「存命の父親が...
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「天国についてのたとえ」(聖日礼拝メッセージ 2023/08/13)

 今日は新約聖書のたとえ1「天国についてのたとえ」です。イエス様は、多くの教えをたとえ話によって説明されました。なぜたとえ話を使われたのでしょうか。天国の教えは何にたとえられたのでしょうか。 1.わかりにくく、わかりやすく。  弟子たちが近寄って来て、イエスに「なぜ、彼らにたとえでお話になるのですか」と言った。・・・わたしが彼らにたとえで話すのは、彼らが見てはいるが見ず、聞いてはいるが聞かず、悟ることもしないからです。・・・あなたがたの目は見ているから幸いです。・・・ マタイ 13:10~16  イエス様がたとえ話を用いる一つの理由は、奇跡や話しの表面的な事だけを求める人と教えや深い意味を求める人を区別するためでした。心の鈍い人は聞いても悟らず、見ても知ることはありません。  イエスは、このような多くのたとえをもって、彼らの聞く力に応じてみことばを話された。マルコ 4:33(マタイ...
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「御国を求める」(聖日礼拝メッセージ 2023/08/06)

 今日は新約聖書の教え5「神様に信頼すること:御国を求める」です。イエス様は弟子たちに、「まず御国を求めなさい。神様は小さな群れに喜んで、衣食住と御国を与えてくださる。」と教えられました。  御国とは何でしょうか。御国を求めるとはどういうことでしょうか。 1.「衣食足りて礼節を知る」?  これらのものがあなたがたに必要であることは、あなたがたの父が知っておられます。むしろ、あなたがたは御国を求めなさい。そうすれば、これらのものはそれに加えて与えられます。ルカ 12:30,31(マタイ 6:33,34)  一般に「衣食足りて礼節を知る」(中国の古典『管子』管仲(思想家、宰相)の言行録)と言われますが、イエス様は「神様は私たちの必要をすでにご存じなので、取り越し苦労せずに、まず最初に神様の国を求めなさい。そうすれば、必要は満たされ、心の平安が与えられます。」と教えてくださいました。 ...
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「しるしを求めること」(聖日礼拝メッセージ 2023/07/30)

 今日は新約聖書の教え4「しるしを求めること」です。イエス様は、人々がご自身に神の子・メシアであることを示す天からの奇跡を要求したことに対して「悪い、姦淫の時代だ。しるしはヨナの奇跡以外は与えられない。」と言われました。イエス様は、異常なもの・奇跡によって信仰を確かめようとする態度を戒められました。 1.悪い、姦淫の時代  なぜ、この民エルサレムは、背信者となり、いつまでも背信を続けているのか。彼らは偽りを握りしめ、帰って来ることを拒む。 エレミヤ 8:5  これらのことがなされるのは、あなたが異邦の民を慕って姦淫をし、彼らの偶像であなたの身を汚したからである。エゼキエル 23:30  悪い、姦淫の時代とは、神様に対する背信・不信仰・裏切りの時代を意味しています。自分を愛して導いてくださっている神様を捨てて、自分の欲望と罪を是認してくれる偽りの神々、偶像を慕う霊的姦淫のことです。偽...
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「内輪で争えば」(聖日礼拝メッセージ 2023/07/23)

 今日は新約聖書の教え3「悪霊追放についての論争」です。イエス様は、口がきけなかった人をいやされました。しかし、人々は悪霊の力だと非難し、メシアの奇跡を要求しました。イエス様はご自身を信じて従い、内側から変えられ、聖霊様に満たされるように教えられました。 1.イエス様の悪霊追放と人々の反応  イエスは悪霊に取りつかれて口がきけない男から、悪霊を追い出してやりました。・・・しかし中には、意地悪く中傷する人もいました。「・・・なにしろやつは、悪霊の王ベルゼブル(サタン)の力をもらっているんだからな。」・・・ほんとうにメシヤ(救い主)なら、その証拠に、何か不思議な奇蹟を天に起こしてほしいとせがみました。ルカ11:14~16(LB訳)  イエス様の悪霊追放によるいやしによって、口がきけない人がしゃべれるようになり人々は大変驚きました。しかし、反対する人々は悪霊の力だと非難し、メシアならもっと...
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「しもべのいやし」(聖日礼拝メッセージ 2023/07/16)

 今日は新約聖書の奇跡5「しもべのいやし」です。イエス様は、百人隊長の中風で苦しむしもべ(奴隷)を助けてほしいとの願いに応えて彼のしもべをいやすために出向こうとされましたが、「来ていただくのはもったいない。おことばをいただければいやされます。」との彼の深い信仰に感心し、しもべをいやされました。(マタイ 8:5~13) 1.百人隊長のやさしさ  時に、ある百人隊長に重んじられていた一人のしもべが、病気で死にかけていた。百人隊長はイエスのことを聞き、みもとにユダヤ人の長老たちを送って、自分のしもべを助けに来てくださいとお願いした。ルカ 7:2,3  当時、イスラエルは100年にわたってローマ帝国に支配されており、この百人隊長もローマの将校でした。ほとんどのローマ将校は残忍で住民を軽視していましたが、この百人隊長はイスラエルの国民を愛し、ユダヤ人のために会堂を建設し、自分のしもべを大切にす...
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「山上の説教」(聖日礼拝メッセージ 2023/07/09)

 今日は新約聖書の教え2「山上の説教(垂訓)」です。イエス様は山に登られ弟子たちにたくさんの教えを与えられました①幸いな人(マタイ5:3~12)②地の塩世の光(5:13~16)③律法の成就(5:17~20)④律法の本当の教え(5:21~48)⑤偽善者(6:1~18)⑥貪欲(6:19~7:6)⑦適用(7:7~27)。人々は今まで聞いていた律法学者たちの聖書の教えとは全く違う、権威ある者としてのイエス様の教えに驚きました。(マタイ7:28,29) 1.幸いな人  心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人たちのものだからです。悲しむ者は幸いです。その人たちは慰められるからです。・・・わたしのために人々があなたがたをののしり、迫害し、ありもしないことで悪口を浴びせるとき、あなたがたは幸いです。喜びなさい。大いに喜びなさい。天においてあなたがたの報いは大きいのですから。マタイ 5:3~12  ...
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「十二使徒」(聖日礼拝メッセージ 2023/07/02)

 今日は新約聖書の出来事7「12弟子の召命」です。イエス様は、12人を使徒と呼ばれてそばに置き、権威を与えて昇天後の福音宣教の準備のために共同生活をしながら訓練しました。 1.十二使徒の訓練  イエスは十二人を任命し、彼らを使徒と呼ばれた。それは、彼らをご自分のそばに置くため、また彼らを遣わして宣教をさせ、彼らに悪霊を追い出す権威を持たせるためであった。マルコ 3:14,15  イエス様は12人を任命して生活を共にし、今風のOJT(On the Job Training、新人や業務未経験者に必要なスキルや知識を、上司や先輩などが実務を通じて指導していく教育方法。①業務効率の向上②不安の解消③職場への定着率アップが図られる。また、①研修との相乗効果②即戦力の育成③教育のカスタマイズなどのメリットがある。)を行われました。ご自身が手本を見せることによって弟子たちを訓練されました。  そ...
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「安息日論争」(聖日礼拝メッセージ 2023/06/25)

 今日は新約聖書の教え1「安息日論争」です。イエス様は、律法学者・パリサイ人たちが見失っていた安息日の本当の意味を教えようと、安息日に7回の癒やしを行いました。安息日は人間の肉体的・精神的健康のためであり、神様を礼拝する日(出エジプト 20:8~11、レビ 19:30、申命記 5:12~15、イザヤ 58:13,14,66:23)、出エジプトの出来事を覚える日、悪ではなく善を行う日です。 1.律法学者たちの主張  律法学者たちやパリサイ人たちは、イエスが安息日に癒やしを行うかどうか、じっと見つめていた。彼を訴える口実を見つけるためであった。ルカ 6:7  律法学者たちは、神様が愛とあわれみによってお与えになった安息と礼拝のための規定を、律法的な規定に変えてしまい、39条の禁止条項と234の禁止行為を決めて人々に守るよう強要していました(使徒 1:12)。彼らの独善と偏見に満ちた聖...
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「床を取り上げ、歩きなさい。」(聖日礼拝メッセージ 2023/06/18)

 今日は新約聖書の奇跡4「べテスダの池」です。イエス様がべテスダの池でいやしの奇跡を行った日は安息日でした。病気の人に寄り添うイエス様と安息日の規定を破ったと非難する律法学者、パリサイ人たちは対立しました。イエス様が天のお父様と共に働いていることを証しすると、ユダヤ人たちはイエス様を殺そうと考えるようになりました。 1.38年間患っていた人  病人、目の見えない人、足の不自由な人、からだに麻痺のある人たちが大勢、横になっていた。(彼らは水が動くのを待っていた。それは、主の使いが時々この池に降りて来て水を動かすのだが、水が動かされてから最初に入った者が、どのような病気にかかっている者でも癒されたからである。)そこに、三十八年間も病気にかかっている人がいた。ヨハネ 5:3~5  べテスダの池では水がかき回され(間歇泉?)た時、最初に池に入った者がいやされるとの言い伝えがあり、病人が大勢そ...
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