礼拝メッセージ

礼拝メッセージ

「ステパノの殉教」(聖日合同礼拝メッセージ 2024/06/16)

 今日は使徒の働き10「ステパノの殉教」です。執事となったステパノは恵みと力に満ちて不思議としるしを行っていましたが、ステパノを妬む敵対者たちは、偽証人を立てて最高法院(サンヘドリン)に訴えました。彼らはステパノの理路整然とした証言に激怒して彼を石打ちにしてしまいました。ステパノは最初の殉教者となりました。 1.ステパノの証言  うなじを固くする、心と耳に割礼を受けていない人たち。あなたがたは、いつも聖霊に逆らっています。あなたがたの先祖たちが逆らったように、あなたがたもそうしているのです。使徒 7:51  ステパノは、大祭司から訴えについて弁明を求められ、父祖アブラハムから初めて、出エジプト、約束の地、ダビデとソロモン時代、神殿建設について語りました。今、偽証人を立てて訴えているあなたたちは、みことばと聖霊様に逆らい、イエス様と預言者を殺し、心に割礼を受けていない者たちだと糾弾しま...
礼拝メッセージ

「7人の任命」(聖日礼拝メッセージ 2024/06/09)

 今日は使徒の働き9「7人の任命」です。教会が急成長する中(3万人?)、食事の配給に関するトラブルが発生しました。使徒たちは食事のことでみことばの教えがおろそかになってはいけないと、7人の執事を任命しました。教会はさらに成長していきました。 1.教会内のトラブル  弟子の数が著しくふえていたのであるが、ヘレニスト〈ギリシア語を話すユダヤ人〉によって〔土着の〕へブル人に対する不平が申し立てられた。それは彼らの中のやもめたちが毎日の援助〈〔救援物資の〕分配〉にあたって、見過ごされ〈おろそかにされ〉たからであった。使徒 6:1(詳訳)  ヘレニストとは、ギリシヤやローマなどの外地で生まれて生活していた、いわゆる離散のユダヤ人で、ギリシヤ語を使っていました。片やヘブライストは地元で生まれて生活してきたユダヤ人で、先祖伝来のアラム語を使っていました。両者の確執が、やもめへの配給のことで表面化し...
礼拝メッセージ

「人よりも神様に従うべき」(聖日礼拝メッセージ 2024/06/02)

 今日は「使徒の働き7,8」「アナニアとサッピラ」「使徒たちの投獄」です。教会が急成長する中、一組の夫婦の聖霊様と教会を侮る行為は、皆に恐れを生じさせました。そんな中、使徒たちによって多くのしるしと不思議が行われていやしと救いが起こり、多くの人の尊敬を集めていました。大祭司たちはそれを妬み使徒たちを留置しました。 1.聖霊様を欺く罪  すると、ペテロは言った。「アナニア。なぜあなたはサタンに心を奪われて聖霊を欺き、地所の代金の一部を自分のために取っておいたのか。・・・売った後でも、あなたの自由になったではないか。・・・あなたは人を欺いたのではなく、神を欺いたのだ。」使徒 5:3,4  アナニアとサッピラは、バルナバの献金(使徒4:36,37)を見ていたのか、自分たちの評判を上げようとして口裏を合わせて使徒たちを欺こうとしました。何とその結果は死でした。使徒たちへの欺きは、聖霊様と神様...
礼拝メッセージ

「カナの婚礼」(聖日礼拝メッセージ 2024/05/26)

今日のテーマは「カナの婚礼」です。  それから三日目に、ガリラヤのカナで婚礼があり、そこにイエスの母がいた。  イエスも弟子たちも、その婚礼に招かれていた。  ぶどう酒がなくなると、母はイエスに向かって「ぶどう酒がありません」と言った。  すると、イエスは母に言われた。「女の方、あなたはわたしと何の関係がありますか。わたしの時はまだ来ていません。」  母は給仕の者たちに言った。「あの方が言われることは、何でもしてください。」                                                       ヨハネ 2:1~5  1.イエス様が母マリアに言われた御言葉の意味は何でしょうか。  2.それを聞いたマリアの反応はどのようなものでしょうか。  3.その反応はどのような結果をもたらしたでしょうか。                       ...
礼拝メッセージ

「教会の成長」(ペンテコステ聖日礼拝メッセージ 2024/05/19)

 今日は「使徒の働き6」「教会の成長」です。ペテロとヨハネは、「イエスの名によって語ってはならない」と脅されて釈放され、仲間の所に帰って心を一つにして祈りました。その時、一同は聖霊様に満たされ一致して前進して行きました。教会成長のポイントを考えてみましょう。 1.祈りと聖霊様の満たし  彼らが祈り終えると、集まっていた場所が揺れ動き、一同は聖霊に満たされ、神のことばを大胆に語り出した。使徒 4:31  ペンテコステは一同がイエス様の命令に従い、聖霊様を待ち望む祈りから始まりました。祈りは初代教会の特徴であり力の源です。  私たちが集まり、心を一つにして祈り合うことは神様のみこころです。  あらゆる祈りと願いによって、どんなときにも御霊によって祈りなさい。そのために、目を覚ましていて、すべての聖徒のために、忍耐の限りを尽くして祈りなさい。エペソ 6:18 2.証しと教え  使徒...
礼拝メッセージ

「神に聞き従う」(聖日礼拝メッセージ 2024/05/12)

 今日は「使徒の働き5」「ペテロとヨハネの投獄」です。ペテロとヨハネは、生まれつき足の不自由な人のいやしから始まった説教の最中に、祭司、宮の守衛長、サドカイ人たちによって捕らえられ留置されてしまいました。二人は「イエスの名によって語ってはならない」と脅されましたが、「人に聞き従うより、神様に聞き従います。」と宣言しました。 1.祭司たちの苛立ち  彼らは、二人が民を教え、イエスを例にあげて死者の中からの復活を宣べ伝えていることに苛立ち、二人に手をかけて捕らえた。そして、翌日まで留置することにした。使徒 4:2,3  ペテロは、生まれつき足の不自由な人がいやされたのは、約束されたメシヤであるイエス様の十字架と復活、イエス様によって与えられる信仰によると証言しました。当時、宗教的に支配権を持っていた貴族的で裕福なサドカイ人は、霊魂不滅、復活などを信じない保守的な人々でした(マタイ 22:...
礼拝メッセージ

「ペテロの説教」(聖日礼拝メッセージ 2024/05/05)

 今日は「使徒の働き4」「ペテロの説教」です。ペテロとヨハネは、祈るために宮に行った時に、施しを求める生まれつき足の不自由な人に会いました。ペテロは「金銀は私にはない。イエスの名によって、歩きなさい。」と言い、その人はいやされました。ペテロは驚いて集まって来た人々に福音を伝え、悔い改めを迫りました。 1.変えられたペテロ  しかし、わたしはあなたのために、あなたの信仰がなくならないように祈りました。ですから、あなたは立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。」ルカ 22:32  ペテロはイエス様に、一緒に死ぬ覚悟があると大見栄を切りましたが、3回もイエス様を知らないと強く否定し、裏切ってしまいました。しかし、イエス様は、そんなペテロでも悔い改めて立ち直り、リーダーとしてやっていってくれると信じて執り成しの祈りをしてくださいました。 2.謙遜なペテロ  「イスラエルの皆さん、どう...
礼拝メッセージ

「教会の誕生」(聖日礼拝メッセージ 2024/04/28)

 今日は「使徒の働き3」「教会の誕生」です。ペンテコステ(聖霊降臨)により弟子たちは諸国語で福音を伝えました。いぶかしがる聴衆にペテロは、神様の救いの計画、イエス様の十字架と復活、聖霊降臨について話し、罪を悔い改めて、イエス・キリストの名によってバプテスマを受けなさいと教えました。信じた人々は仲間に加えられ、教会が誕生しました。 1.教会の始まり  そして、毎日心を一つにして宮に集まり、家々でパンを裂き、喜びと真心をもって食事をともにし、神を賛美し、民全体から好意を持たれていた。主は毎日、救われる人々を加えて一つにしてくださった。使徒 2:46,47  「教会:エクレーシア(ギリシャ語)」とは、「神の民の集まり」を意味します。教会が始まった時に「教会」という建物は無く、宮や家々でのクリスチャンの集まりを指しました。彼らは、日々集まって、聖餐式、愛餐会(食事)、賛美、祈り、伝道をしてい...
礼拝メッセージ

「聖霊の満たし」(聖日礼拝メッセージ 2024/04/21)

 今日は「使徒の働き」の第2回目「聖霊の満たし」です。五旬節(ペンテコステ)の日(復活後50日、昇天後10日)に弟子たちは、イエス様が昇天直前に与えてくださった聖霊降臨の約束(使徒 1:4,5)を信じて集まっていました。弟子たちは聖霊様に満たされて外国語で福音を語り、三千人が信じてバプテスマを受け、教会が誕生し、福音宣教の働きが開始されました。 1.聖書とイエス様の約束 1)聖書の約束  その後、わたしはすべての人にわたしの霊を注ぐ。あなたがたの息子や娘は預言し、老人は夢を見、青年は幻を見る。ヨエル 2:28  旧約聖書ヨエル書でペンテコステの出来事が約束されていました。イエス様の降誕、十字架、復活、昇天、聖霊様の降臨は、神様の救いのご計画のプロセスであり、信じる私たちが聖霊様に満たされることもみこころです。 2)イエス様の約束  イエスは、ご自分を信じる者が受けることになる御...
礼拝メッセージ

「キリストの昇天」(聖日礼拝メッセージ 2024/04/14)

 今日は「使徒の働き」の第1回目、「キリストの昇天」です。弟子たちは逮捕されたイエス様を見捨ててしまい、十字架刑を見て落胆と恐れに見舞われ、復活を目の当たりにして驚嘆と喜びを経験しました。しかし、彼らは一連の出来事の真意を理解していませんでした。昇天は弟子たちや私たちに益をもたらすものです。 1.昇天とは何か  この大能の力を神はキリストのうちに働かせて、キリストを死者の中からよみがえらせ、天上でご自分の右の座に着かせて、すべての支配、権威、権力、主権の上に、また、今の世だけでなく、次に来る世においても、となえられるすべての名の上に置かれました。エペソ 1:20,21(Ⅰテモテ 3:16)  受肉は、神の子(イエス・キリスト)が天から下ってこの地に来られたことを表しますが、昇天はイエス様が故郷へ帰られたことを意味します。  昇天は目に見える歴史的事実であり、幽霊ではなく物理的領域を...
タイトルとURLをコピーしました