礼拝メッセージ

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「教会の成長」(ペンテコステ聖日礼拝メッセージ 2024/05/19)

 今日は「使徒の働き6」「教会の成長」です。ペテロとヨハネは、「イエスの名によって語ってはならない」と脅されて釈放され、仲間の所に帰って心を一つにして祈りました。その時、一同は聖霊様に満たされ一致して前進して行きました。教会成長のポイントを考えてみましょう。 1.祈りと聖霊様の満たし  彼らが祈り終えると、集まっていた場所が揺れ動き、一同は聖霊に満たされ、神のことばを大胆に語り出した。使徒 4:31  ペンテコステは一同がイエス様の命令に従い、聖霊様を待ち望む祈りから始まりました。祈りは初代教会の特徴であり力の源です。  私たちが集まり、心を一つにして祈り合うことは神様のみこころです。  あらゆる祈りと願いによって、どんなときにも御霊によって祈りなさい。そのために、目を覚ましていて、すべての聖徒のために、忍耐の限りを尽くして祈りなさい。エペソ 6:18 2.証しと教え  使徒...
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「神に聞き従う」(聖日礼拝メッセージ 2024/05/12)

 今日は「使徒の働き5」「ペテロとヨハネの投獄」です。ペテロとヨハネは、生まれつき足の不自由な人のいやしから始まった説教の最中に、祭司、宮の守衛長、サドカイ人たちによって捕らえられ留置されてしまいました。二人は「イエスの名によって語ってはならない」と脅されましたが、「人に聞き従うより、神様に聞き従います。」と宣言しました。 1.祭司たちの苛立ち  彼らは、二人が民を教え、イエスを例にあげて死者の中からの復活を宣べ伝えていることに苛立ち、二人に手をかけて捕らえた。そして、翌日まで留置することにした。使徒 4:2,3  ペテロは、生まれつき足の不自由な人がいやされたのは、約束されたメシヤであるイエス様の十字架と復活、イエス様によって与えられる信仰によると証言しました。当時、宗教的に支配権を持っていた貴族的で裕福なサドカイ人は、霊魂不滅、復活などを信じない保守的な人々でした(マタイ 22:...
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「ペテロの説教」(聖日礼拝メッセージ 2024/05/05)

 今日は「使徒の働き4」「ペテロの説教」です。ペテロとヨハネは、祈るために宮に行った時に、施しを求める生まれつき足の不自由な人に会いました。ペテロは「金銀は私にはない。イエスの名によって、歩きなさい。」と言い、その人はいやされました。ペテロは驚いて集まって来た人々に福音を伝え、悔い改めを迫りました。 1.変えられたペテロ  しかし、わたしはあなたのために、あなたの信仰がなくならないように祈りました。ですから、あなたは立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。」ルカ 22:32  ペテロはイエス様に、一緒に死ぬ覚悟があると大見栄を切りましたが、3回もイエス様を知らないと強く否定し、裏切ってしまいました。しかし、イエス様は、そんなペテロでも悔い改めて立ち直り、リーダーとしてやっていってくれると信じて執り成しの祈りをしてくださいました。 2.謙遜なペテロ  「イスラエルの皆さん、どう...
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「教会の誕生」(聖日礼拝メッセージ 2024/04/28)

 今日は「使徒の働き3」「教会の誕生」です。ペンテコステ(聖霊降臨)により弟子たちは諸国語で福音を伝えました。いぶかしがる聴衆にペテロは、神様の救いの計画、イエス様の十字架と復活、聖霊降臨について話し、罪を悔い改めて、イエス・キリストの名によってバプテスマを受けなさいと教えました。信じた人々は仲間に加えられ、教会が誕生しました。 1.教会の始まり  そして、毎日心を一つにして宮に集まり、家々でパンを裂き、喜びと真心をもって食事をともにし、神を賛美し、民全体から好意を持たれていた。主は毎日、救われる人々を加えて一つにしてくださった。使徒 2:46,47  「教会:エクレーシア(ギリシャ語)」とは、「神の民の集まり」を意味します。教会が始まった時に「教会」という建物は無く、宮や家々でのクリスチャンの集まりを指しました。彼らは、日々集まって、聖餐式、愛餐会(食事)、賛美、祈り、伝道をしてい...
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「聖霊の満たし」(聖日礼拝メッセージ 2024/04/21)

 今日は「使徒の働き」の第2回目「聖霊の満たし」です。五旬節(ペンテコステ)の日(復活後50日、昇天後10日)に弟子たちは、イエス様が昇天直前に与えてくださった聖霊降臨の約束(使徒 1:4,5)を信じて集まっていました。弟子たちは聖霊様に満たされて外国語で福音を語り、三千人が信じてバプテスマを受け、教会が誕生し、福音宣教の働きが開始されました。 1.聖書とイエス様の約束 1)聖書の約束  その後、わたしはすべての人にわたしの霊を注ぐ。あなたがたの息子や娘は預言し、老人は夢を見、青年は幻を見る。ヨエル 2:28  旧約聖書ヨエル書でペンテコステの出来事が約束されていました。イエス様の降誕、十字架、復活、昇天、聖霊様の降臨は、神様の救いのご計画のプロセスであり、信じる私たちが聖霊様に満たされることもみこころです。 2)イエス様の約束  イエスは、ご自分を信じる者が受けることになる御...
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「キリストの昇天」(聖日礼拝メッセージ 2024/04/14)

 今日は「使徒の働き」の第1回目、「キリストの昇天」です。弟子たちは逮捕されたイエス様を見捨ててしまい、十字架刑を見て落胆と恐れに見舞われ、復活を目の当たりにして驚嘆と喜びを経験しました。しかし、彼らは一連の出来事の真意を理解していませんでした。昇天は弟子たちや私たちに益をもたらすものです。 1.昇天とは何か  この大能の力を神はキリストのうちに働かせて、キリストを死者の中からよみがえらせ、天上でご自分の右の座に着かせて、すべての支配、権威、権力、主権の上に、また、今の世だけでなく、次に来る世においても、となえられるすべての名の上に置かれました。エペソ 1:20,21(Ⅰテモテ 3:16)  受肉は、神の子(イエス・キリスト)が天から下ってこの地に来られたことを表しますが、昇天はイエス様が故郷へ帰られたことを意味します。  昇天は目に見える歴史的事実であり、幽霊ではなく物理的領域を...
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「ふさわしい礼拝」(聖日礼拝メッセージ 2024/04/07)

 今年度は新約聖書の「使徒の働き」を各書簡と関連させながら順に学んでいきます。その前に今日は年度初めとして「礼拝とは何か?」「私たちにとってふさわしい礼拝」について学びます。「礼拝とは何か。あなたにとって礼拝とは」との問いに何と答えますか。(聖日礼拝は1年に52回) 1.礼拝とは何か ・辞書:万物の創造主である神への絶対的依存と帰依を表明する行為 ・キリスト教辞典:拝む、内的思い(あがめる、感謝する、より頼む、恐れかしこむ)、動作(唱える、ほめたたえる、仕える、仰ぐ、ささげる、手を上げる、ひれ伏す、ひざまずく)、礼拝行為(祈祷、賛美、律法・聖書の朗読、解説や教え、いけにえや供え物の奉献奉納、香をたく) 2.聖書が教える礼拝 〔旧約聖書〕神様は、ご自身の栄光のために私たち人間を創造され(イザヤ 43:7)、「あなたは心を尽くし、いのちを尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさ...
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「イエスの十字架」(イースター礼拝メッセージ 2024/03/31)

 今日は新約聖書の出来事18「ゴルゴダへの道」です。イエス様は祭司長らに捕らえられ、不当な裁判で十字架刑を宣告され、刑場まで十字架を担がされて悲しみの道(ドロローサ)を歩まれました。  それから三日目にイエス様は死からよみがえられました。今日はイースター(復活日)です。イエス様の犠牲に感謝し、復活を喜びましょう。 1.ゴルゴダへの道  兵士たちは、通りかかったクレネ人シモンという人に、イエスの十字架を無理やり背負わせた。彼はアレクサンドロとルフォスの父で、田舎から来ていた。彼らはイエスを、ゴルゴダという所(訳すと、どくろの場所)に連れて行った。マルコ 15:21,22                     (ゴルゴダ:ヘブル語、カルバリ:ラテン語)  イエス様は、ゲッセマネの園で捕らえられて大祭司⇒ピラト⇒ヘロデ⇒ピラトとたらい回しにされ、最後はピラトの前で鞭を打たれて十字架刑...
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「ゲッセマネの祈り」(聖日礼拝メッセージ 2024/03/24)

 今日は新約聖書の出来事17「ゲッセマネの祈り」です。今週は受難週で、棕梠の主日から復活日の前日の土曜日までを指します。  受難週の出来事〔日曜日〕棕梠の主日、エルサレム入城、〔月曜日〕宮きよめ、〔火曜日〕宮での説教、〔水曜日〕べタニアでの香油、〔木曜日〕最後の晩餐、洗足、ゲッセマネの祈り、ユダの裏切り、捕縛、〔金曜日〕受難日、裁判、十字架刑、埋葬、〔土曜日〕安息日、墓の封印、警備、〔日曜日〕復活(イースター)  イエス様は、ゲッセマネの園へ行かれ苦しみもだえながら祈られました。 1.ゲッセマネの園へ  それからイエスは出て行き、いつものようにオリーブ山に行かれた。弟子たちもイエスに従った。いつもの場所に来ると、イエスは彼らに、「誘惑に陥らないように祈っていなさい」と言われた。ルカ 22:39,40  イエス様と弟子たちは、いつもオリーブ山のゲッセマネの園を祈りの場所としていたよ...
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「最後の教え」(聖日礼拝メッセージ 2024/03/17)

 今日は新約聖書の教え17「最後の教えと祈り」です。最後の晩餐の席での出来事です。弟子たちはイエス様が王となる王国を築いて下さると思っていましたが、イエス様が去ってしまわれることを聞いて不安を覚えました。イエス様は「あなたがたを捨てて孤児にはしません。」と約束され、ご自身を愛してみことばに生きるよう教えられました。 1.弟子たちの不安  トマスはイエスに言った。「主よ、どこへ行かれるのか、私たちには分かりません。どうしたら、その道を知ることができるでしょうか。」ヨハネ 14:5  イエス様は、十字架にかかられることとよみがえられることを「栄光を受ける」と表現されました(ヨハネ 13:31,32)。また、復活後に昇天されて父なる神様のみもとに帰られ、信じる者のために場所を用意しに行くと言われました(ヨハネ 13:1,14:1~4)。しかし、弟子たちはそれらを理解できず、不安になっていま...
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