2019-08

礼拝メッセージ

「助けてくださる主」(礼拝メッセージ2019/08/25)

第二歴代誌は、歴史の観点から書かれ、ソロモン王から始まり、分裂した南王国ユダの王たちの治世、王国滅亡、バビロン捕囚までが記されています。ユダの王は、ソロモンの子レハブアム王から始まり、主に従った善王と従わなかった悪王が現れました。 栄華を極めたソロモン王の時代は終わり、さらに不信仰な時代が続いてバビロン捕囚となりますが、最後に回復の希望の預言が記されています。 1.主の約束 ソロモンは神殿を奉献して祈りを捧げます。主はソロモンに信仰によって歩む正しい道と背くことのリスクを示されました。しかし、ソロモンの罪ゆえに王国は分裂し、混沌とした時代に入って行きました。 ・・・契約を結んだとおり、わたしはあなたの王座を確立しよう。しかし、もしあなたがたが背いて、あなたがたの前に置いたわたしの掟とわたしの命令を捨て去り、行ってほかの神々に仕え、それを拝むなら、わたしは彼らに与えた...
礼拝メッセージ

「偉大な主」(礼拝メッセージ2019/08/18)

歴代誌は、Ⅱサムエル記、ⅠⅡ列王記と並行した内容もありますが、祭司の視点で記されており、イスラエルの真の礼拝と真の主権が主題となっています。第1歴代誌は、アダムから捕囚後までの系図で始まり、神殿建設を目指したダビデ王、即位したソロモン王までが記されています。南王国の部族、ユダとベニヤミン部族、祭司のレビ部族が中心となっています。 今日は、「神様に従った人」ダビデの最後の祈りを見てみましょう。 1.主の創造の力 ダビデは神様の宮を建てることを切望して、あらゆる準備をしてきましたが、その建設は息子ソロモンに託されました。ダビデは私財をなげうって準備をし、それに呼応する者を募ると献げ物が殺到しました。ダビデはそれらを主に献げて、全てを創造し、支配し、所有し、力づけられる主をほめたたえます。 天にあるものも地にあるものもすべて、主よ、王国もあなたのものです。あなたは、すべて...
礼拝メッセージ

「主の目にかなうこと」 (礼拝メッセージ 2019/08/11)

第2列王記には、分裂王国時代の各王の治世について記されています。北王国イスラエルに善王はおらず、BC722年にアッシリア帝国によって滅ぼされました。南王国ユダには数人の善王がいましたが、北王国イスラエルと同様に不信仰ゆえに、BC856年にバビロン帝国によって滅ぼされました。  主はそれぞれの時代に、預言者エリヤ、エリシャ、イザヤたちを通して、民を悔い改めに導こうとされました。  主が望まれる「主の目にかなう」歩みとはどのようなものでしょうか。 1.預言者エリシャ(Ⅱ列王記3~8章) エリシャは農夫の子でしたが、エリヤの後継の預言者として偶像礼拝をする王たちを責め、預言者の学校を設け、様々な奇蹟(尽きない油、不妊の女の懐妊、男児の蘇生、有毒な煮物の解毒、パンの奇蹟、ナアマン将軍のらい病の治癒、斧の頭の浮揚、敵軍との戦いの奇蹟など)を通して主を証ししました。 エリ...
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「ソロモン王の栄光と失敗」(礼拝メッセージ2019/08/04)

列王記には、ソロモン王の治世とその後の分裂王国の時代、さらに両王国の滅亡までの4世紀にわたる歴史が記されています。ソロモンの死後、イスラエル王国は南北に分裂し、ソロモンの元家来ヤロブアム王が北王国イスラエルを、ソロモンの息子レハブアム王が南王国ユダを治めることになります。第1列王記には主に預言者エリヤの活躍が、第2列王記には主に預言者エリシャの活躍が記されています。 栄華を極めたイスラエル王国は、なぜ分裂し滅びたのでしょうか。 1.ソロモン王の信仰と栄華 見よ。わたしはあなたに、知恵と判断の心を与える。・・・あなたが願わなかったもの、富と誉もあなたに与える。・・・  Ⅰ列王記 3:12,13 ソロモン王は、自分の利益を求めず、神様の民を治める知恵を求めたので、主は彼の信仰を喜び、知恵と知識に加えて全ての栄光を与えました。 ソロモン王が治めるイスラエルは栄華を極め...
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