礼拝メッセージ

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「ペンテコステ」(聖日ペンテコステ礼拝メッセージ 2025/06/08)

 今日は聖霊降臨日・ペンテコステです。イエス様は復活後弟子たちにたびたび現れて教えと励ましを与えられました。特に、聖霊様が降臨されて弟子たちに内住され、力を与えて福音宣教を推し進められると教えられました。聖霊様は教会を誕生させ、今も世界中で働いておられ、私たちの内でも慰めと助けを与えておられます。 1.ペンテコステ、教会の誕生  そして、毎日心を一つにして宮に集まり、家々でパンを裂き、喜びと真心をもって食事をともにし、神を賛美し、民全体から好意を持たれていた。主は毎日、救われる人々を加えて一つにしてくださった。使徒 2:46,47  ペンテコステ(五旬節)は、イスラエルの3大祭(過越しの祭、七週の祭、仮庵の祭)の過越しの祭から数えて7週後50日目に行われていた「刈り入れの祭、七週の祭、初穂の祭」と呼ばれる小麦の収穫感謝祭でした。聖霊様は、イエス様が復活されてから50日目に心を一つにし...
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「わたしもあなたを守る」(聖日礼拝メッセージ 2025/06/01)

 今日のテーマは黙示録7「フィラデルフィア(兄弟愛の意)の教会」です。ヨハネは、フィラデルフィアの教会に『聖なる方、真実な方、ダビデの鍵を持っている方』が語られると記しています。フィラデルフィアの教会はBC159にアッタロス2世フィアデルフォスによって建てられ、断層の上にあったためAD17の大地震によって大きな被害を受けました。ブドウの産地で、酒と陶酔の神ディオニュソス礼拝の中心地でした。フィラデルフィアの教会は、小さく貧しい教会でしたが、異教社会の中にありながら、イエス様に忠実に歩んでいた教会でした。 1.わたしの名を否まなかった:忍耐  あなたには少しばかりの力があって(少ししか力がなかったが)、わたしのことばを守り、わたしの名を否まなかった。黙示録 3:8  『聖なる方、真実な方、ダビデの鍵を持っている方』(黙示録1:18,6:10,Ⅰヨハネ5:20,イザヤ22:22,マタイ1...
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「実は死んでいる」(聖日礼拝メッセージ 2025/05/25)

 今日のテーマは黙示録6「サルディスの教会」です。ヨハネは、サルディスの教会に『神の七つの御霊と七つの星を持つ方』がことばを与えると記しています。サルディスは、古代リディア王国の首都でクロイソス王が治めており、美術工芸、金銀貨幣の鋳造で知られ、大変裕福な国でした。ティアティラの教会は愛と信仰による良い行いが賞賛されていましたが、サルディスの教会は、周辺の町のような激しい迫害がないにもかかわらず無気力で実のない表面的な信仰、沈滞した教会であったため、その行いが非難され、悔い改めが勧められています。 1.実は死んでいる  わたしはあなたの行いを知っている。あなたは、生きているとは名ばかりで、実は死んでいる。黙示録 3:1  『神の七つの御霊と七つの星を持つ方』(黙示録 1:4,20)であるイエス様は、悔い改めがなくクリスチャンだと自認する新生していない人を死んでいると言っています。その人...
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「愛と信仰と奉仕と忍耐」(聖日礼拝メッセージ 2025/05/18)

 今日のテーマは黙示録5「ティアティラの教会」です。ヨハネは、ティアティラの教会に『燃える炎のような目を持ち、その足は光り輝く真鍮のような神の子』がことばを与えると記しています。ティアティラの兄弟姉妹の「愛と信仰と奉仕と忍耐」が賞賛されていますが、教会内の偽預言者・偽教師によって兄弟姉妹に悪影響が出ていることが指摘され、悔い改めるよう命じられており、偽りの教えを受け入れていない者はしっかりと健全な教えを堅持するように勧められています。 1.愛と信仰と奉仕と忍耐  わたしは、あなたの行い、あなたの愛と信仰と奉仕と忍耐を知っている。また、初めの行いにまさる、近ごろの行いも知っている。黙示録 2:19  『燃える炎のような目を持ち、その足は光り輝く真鍮のような神の子』(黙示録 1:14,15、ダニエル 10:6)であるイエス様は、「人の思いと心を探る方」です。イエス様は、ティアティラの兄弟...
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「イエス様に対する信仰」(聖日礼拝メッセージ 2025/05/11)

 今日のテーマは黙示録4「ペルガモンの教会」です。ヨハネは『鋭い両刃の剣を持つ方』がペルガモンの教会へのことばを告げると記しています。ペルガモンの兄弟姉妹は堅い信仰を賞賛されながらも、偽りの教えを容認していると忠告されています。さらに、悔い改めて勝利を得る者には賜物が与えられると約束されています。 1.信仰の堅持 しかしあなたは、わたしの名を堅く保って、わたしの確かな証人アンティパスが、サタンが住むあなたがたのところで殺されたときでさえ、わたしに対する信仰を捨てなかった。黙示録 2:13  『鋭い両刃の剣を持つ方』(へブル 4:12,13)であるイエス様は、すべての者を正しく判別して裁かれるお方です。ペルガモンはアジア州の主要都市で、ローマ皇帝の神殿や異教の神々の神殿が建てられていた場所でした。自らを神とする皇帝の像の前では香がささげられ、拒否するクリスチャンは死刑に処せられていまし...
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「死に至るまで」(礼拝メッセージ 2025/05/04)

 今日のテーマは黙示録3「スミルナの教会」です。ヨハネはスミルナの教会へのことばを告げる方は『初めであり終わりである方、死んでよみがえられた方』であると宣言します。イエス様は、スミルナの兄弟姉妹が殉教に直面していることに対して、ご自身がすでに十字架の死を遂げ、三日目によみがえった者であること、さらに、あなたがたにも復活と永遠のいのちの希望があることを示されました。 1.苦難と貧しさ わたしは、あなたの苦難と貧しさを知っている。だが、あなたは富んでいるのだ。ユダヤ人だと自称しているが実はそうでない者たち、サタンの会衆である者たちから、ののしられていることも、私は知っている。黙示録 2:9  スミルナの町は重要な港町で、エペソとはライバル関係でした。スミルナの教会はエペソ教会ほどの規模ではなく、イエス様に忠実に歩んだことで迫害を受けて貧しくなっていた人々によって構成されていました。彼らは...
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「はじめの愛」(礼拝メッセージ 2025/04/27)

 今日のテーマは黙示録2「エペソ教会」です。ヨハネはイエス様の右手に七つの星と七つの燭台を見ました。七つの星は七つの教会の御使い、七つの燭台は七つの教会を意味していました。最初にエペソ教会に対してみことばが告げられました。エペソは商業中心の大都市で、アルテミス神殿がありました。40年前のパウロの伝道により多くの人々が救われて小アジア地域の母教会となりました。その後、ローマ帝国の迫害の中、テモテ、ヨハネが滞在し、教会は成長しますが堕落も見え始めていました。 1.行ない、労苦、忍耐 わたしは、あなたの行い、あなたの労苦と忍耐を知っている。また、あなたが悪者たちに我慢がならず、使徒と自称しているが実はそうでない者たちを試して、彼らを偽り者だと見抜いたことも知っている。あなたはよく忍耐して、わたしの名のために耐え忍び、疲れ果てなかった。黙示録 2:2,3  あなたはニコライ派の人々の行いを憎...
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「死者の中からの復活」(イースター聖日礼拝メッセージ 2025/04/20)

今日はイースター、復活祭です。私たちを罪から救うのために天から来られ、身代わりの死を遂げられたイエス様。しかし、黄泉からの復活によって、ご自身が神の子であり救い主であることを、世界中の人々に示されました。イエス様の復活と私たちの救いを喜び歌いましょう。 1.あらかじめ約束された復活  後のことを予見し、キリストの復活について、『彼はよみに捨て置かれず、その体は朽ちて滅びることがない』と語ったのです。このイエスを、神はよみがえらせました。私たちはみな、そのことの証人です。使徒 2:31,32  あなたはわたしのたましいをよみに捨て置かず あなたにある敬虔な者に 滅びをお見せにならないからです。詩篇 16:10  イエス様の復活は何の前触れもなく唐突に発生したものではなく、旧約聖書の詩篇においてダビデがすでに予告していました。ですから不思議なことではなく聖書の当然の主張です。輪廻転生や...
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「私たちの背きのため」(聖日礼拝メッセージ 2025/04/13)

 今週は受難週、今日は棕櫚の主日です。私たちを罪から救うのために苦難を受けてくださったイエス様に思いをはせましょう。預言者イザヤは、 700年以上前にメシアなるイエス様を仰ぎ見て、メシアに関する預言を記しました。イザヤ書には4つの「しもべの歌」が記されており、そのしもべは私たちの救い主イエス様です。  第1 イザヤ42:1~4,7  寄り添う解放者 ⇒ マタイ12:18~21  第2 イザヤ49:1~6    世界の救い主  ⇒ ルカ  2:32  第3 イザヤ50:4~11   苦難を受ける主 ⇒ マタイ27:26,30,26:39,67  第4 イザヤ52:13~53:12 私たちの咎を負う主⇒ ルカ18:31~33,ヨハネ12:38,マタイ8:17 1.蔑(さげす)まれたしもべ  同じように祭司長たちも、律法学者たち、長老たちと一緒にイエスを嘲って言った。「他人は救った...
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「イエス・キリストの黙示」(聖日礼拝メッセージ 2025/04/06)

 今年度はヨハネの黙示録を学んでいきます。今日は、ヨハネの黙示録1「緒論」です。ヨハネは、AD95年頃にドミティアヌス帝の迫害でパトモス島に流刑となり、翌年釈放されてエペソに帰りパトモス島で見た幻について書き記したと言われています。(パトモス島で書いた可能性もあります。) ヨハネは、小アジアの7つの教会へのメッセージと今後起ころうとしている教会時代の終わりから新天新地の到来までについて、幻によって示されて書き記しました。 1.黙示録(レボリューション、アポカリュプシス)とは  それゆえ、あなたが見たこと、今あること、この後起ころうとしていることを書き記せ。黙示録 1:19  黙示録とは「覆いを取り去るもの」という意味で、来るべき時代である神様とイエス様の最終的勝利・統治と新天新地の覆いを取って明らかにしたものです。黙示録は新約聖書の中の預言書で、イエス様が語られた終わりの日(主の日)...
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