礼拝メッセージ

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「パウロとアグリッパ王」(聖日礼拝メッセージ 2025/02/02)

 今日は使徒の働き28「パウロとアグリッパ王」です。カイサリアでAD58~60の2年間軟禁状態だったパウロは、アグリッパ王の前でもどのようにイエス様に出会い救われたのかを証しし、今訴えられているのは不当であると主張して、王様も含め皆にイエス様の救いを受けてほしいと願いました。 1.フェストゥスの期待  ところが、彼について、わが君に書き送るべき確かな事柄が何もありません。それで皆さんの前に、わけてもアグリッパ王、あなたの前に、彼を引き出しました。こうして取り調べることで、何か私が書き送るべきことを得たいのです。使徒 25:26  フェリクスの後任の総督フェストゥスは、パウロに訴えられているような罪を認めることができませんでした。フェストゥスはユダヤ人同士の宗教的な争いに手を焼き、ユダヤの王であるアグリッパ王に助けを求めました。アグリッパ王(ヘロデ・アグリッパ2世、父ヘロデ・アグリッパ...
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「総督への弁明」(聖日礼拝メッセージ 2025/01/26)

 今日は使徒の働き27「カイサリアでのパウロ」です。エルサレムで捕らえられたパウロは、ユダヤ人たちに命を狙われましたが、ローマ軍の千人隊長によって総督フェリクスのいるカイサリアに護送され、そこで拘留されたままAD58~60の2年間を過ごしました。パウロは総督の前で身の潔白を弁明し、福音を語りました。カイサリアはユダヤでのローマ帝国の首都で、20年ほど前にローマ軍の将校コルネリウスが救われた町です。 1.パウロの主張  彼らがむちで打とうとしてパウロの手足を広げたとき、パウロはそばに立っていた百人隊長に言った。「ローマ市民である者を、裁判にもかけずに、むちで打ってよいのですか。」使徒 22:25  もし私が悪いことをし、死に値する何かをしたのなら、私は死を免れようとは思いません。しかし、この人たちが訴えていることに何の根拠もないとすれば、だれも私を彼らに引き渡すことはできません。私はカ...
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「パウロの証し」(聖日礼拝メッセージ 2025/01/19)

 今日は使徒の働き26「エルサレムでのパウロ」です。パウロは、第三回伝道旅行を終えて異邦人教会からエルサレム教会への献金(援助金)を携えてエルサレムへ向かいました。ただ、エルサレム教会ではパウロがユダヤ人を律法に背くように教えているといううわさが大きな問題になっていました。パウロは逮捕されると預言されていながら、身の危険を承知の上でエルサレムへ行って証ししました。 1.パウロへの預言  「聖霊がこう言われます。『この帯の持ち主を、ユダヤ人たちはエルサレムでこのように縛り、異邦人の手に渡すことになる。』」使徒 21:11  その夜、主がパウロのそばに立って、「勇気を出しなさい。あなたは、エルサレムでわたしのことを証ししたように、ローマでも証しをしなければならい」と言われた。使徒 23:11  パウロは、迫害によって貧しくなったエルサレムの兄弟姉妹のために、ギリシアと小アジアの異邦人教...
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「目を離さないで」(聖日礼拝メッセージ 2025/01/12)

 今日は使徒の働き25「第3回伝道旅行(3-7)へブル人への手紙(2)」です。へブル人への手紙は、ギリシア語を話すユダヤ人(または、イスラエルのユダヤ人クリスチャン)に宛てた手紙です。彼らはクリスチャンとしての信仰からかつての教え・習慣であるユダヤ教に後退していたようです。著者は救い主イエス様から目を離さないように注意を与えています。 1.新しい契約の仲介者  しかしキリストは、すでに実現した素晴らしい事柄の大祭司として来られ、人の手で造った物でない、すなわち、この被造世界の物でない、もっと偉大な、もっと完全な幕屋を通り、また、雄やぎと子牛の血によってではなく、ご自分の血によって、ただ一度だけ聖所に入り、永遠の贖いを成し遂げられました。へブル 9:11,12  キリストは新しい契約の仲介者です。へブル 9:15(9:23~28,10:1~4,10)  彼らは、せっかくイエス様を救い...
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「揺るがない霊」(聖日礼拝メッセージ 2025/01/05)

 2025年主の恵みの新年が始まりました。今年は苫小牧めぐみキリスト教会設立50周年です。さらに愛する主イエス様に仕えさせていただく一年としていきましょう。  今日は、ダビデの悔い改めの詩篇51篇から「揺るがない霊」について教わり、その霊を新しくしていただいて、その道を歩んでいきましょう。 1.罪の告白  まことに 私は自分の背きを知っています。私の罪は いつも私の目の前にあります。私はあなたに ただあなたの前に罪ある者です。私はあなたの目に 悪であることを行いました。ですから あなたが宣告するとき あなたは正しく さばくとき あなたは清くあられます。詩篇 51:3,4  神様は姦淫の罪を犯したダビデ(Ⅱサムエル 11)のところへ預言者ナタンを遣わしてその罪を糾弾しました(Ⅱサムエル 12)。ダビデはすぐに自分の罪を認め、悔い改めました。ダビデの姦淫と殺人の罪はもちろん人に対しての...
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2025元旦礼拝プログラム

申し訳ございませんが、元旦礼拝は都合によりインターネット配信のみになりました。
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「イエス様の苦しみ」(聖日礼拝メッセージ 2024/12/29)

 今日は使徒の働き25「第3回伝道旅行(3-6)へブル人への手紙」です。 この手紙の執筆年代はAD64~70年で、著者はパウロとされた時期もありましたが、現在は不明とされています。宛先はギリシア語を話すユダヤ人(あるいは、イスラエルのユダヤ人クリスチャン)で、旧約聖書の知識(レビ系祭司職、神殿犠牲)があり、クリスチャンとしての信仰歴が長く、迫害を経験した人たちです。彼らは年数からいけば他の人を教える立場にあるべきでしたが、クリスチャンとしての信仰からかつての教え・習慣であるユダヤ教に後退していたようです。  手紙はイエス様の優位性を論証しています。 1.神の御子イエス様  御子は神の栄光の輝き、また神の本質の完全な現れであり、その力あるみことばによって万物を保っておられます。御子は罪のきよめを成し遂げ、いと高き所で、大いなる方の右の座に着かれました。へブル 1:3  御使いが霊的な...
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「イエス・キリストの誕生」(聖日クリスマス礼拝メッセージ 2024/12/22)

 クリスマスは、主イエス・キリストの誕生を喜び祝い、愛を分かち合う時です。クリスマスという言葉はラテン語の「クリスト(キリスト)」と「マス(礼拝)」の合成語で、「キリストの礼拝」を意味しています。私たちも、世界中の人々が祝うクリスマスの喜びを味わいたいと思います。 序.「あなたのおことばどおりに・・・」(ルカ 1:38)  マリアは常識では考えられない御使いのお告げに、信頼をもって立ち向かいました。彼女は、神様の呼びかけに答えて、恐れひるむことなく、怒ることもなく、みことばに従順に従いました。  マリアは「心に納めて、思いを巡らし」(ルカ 2:19)とありますが、これは、自分の心の中に忘れないようにしっかりと留めておく、じっくり考え、熟考すると言う意味です。聖書のことばを自分の生き方や生活にどのように適用すべきかを考えることです。 1.羊飼いの信仰:大きな喜びを知る  イエス様が...
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「キリストはほむべき神」(聖日礼拝メッセージ 2024/12/15)

 今日は使徒の働き25「第3回伝道旅行(3-4,5)ローマ人への手紙」です。 パウロは、第3回伝道旅行(使徒18:23~20:38)の終わり頃(AD57-58)コリントからローマ人への手紙を書き、ケンクレアのフィベという女性に託したようです(ローマ16:1,2)。当時のローマの教会は、ペンテコステの時にエルサレムにいたローマ出身のユダヤ人(使徒2:10,11)たちによって立てられ、その後多くのクリスチャンが移住したようです。  パウロは神様から「ローマでも証人となる」と約束をいただいていましたが(使徒23:11)、この後行くエルサレムから生きて戻れる保証はありませんでした。パウロはキリストの福音の本質を文書にして首都ローマに保管しておく意図があったと思われます。パウロとペテロはこの手紙の約8年後にローマ皇帝ネロの大迫害に続く残虐な迫害によって殉教しました。 1.キリストの贖い  すな...
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「希望の神」(聖日礼拝メッセージ 2024/12/1)アドベント(待降節)

 今日は使徒の働き25「第3回伝道旅行(3-3)Ⅱコリント」です。 パウロは、第3回伝道旅行(使徒 18:23~20:38)でエペソからコリント人への手紙第一を書き送り、その後マケドニアに入りピリピとテサロニケ地方の教会を訪問し、その時にコリント人への手紙第二を書き送りました。この手紙でパウロは、苦難や戸惑いの中でも神様が様々な事柄を通し、すべてを善に変えて希望を与えてくださると証します。 1.苦難を慰めと力に  神は、どのような苦しみの時にも、私たちを慰めてくださいます。それで私たちも、自分たちが神から受ける慰めによって、あらゆる苦しみの中にある人たちを慰めることができます。Ⅱコリント 1:4  ですから、私たちは落胆しません。たとえ私たちの外なる人は衰えても、内なる人は日々新たにされています。私たちの一時の軽い苦難は、それとは比べものにならないほど重い永遠の栄光を、私たちにもたら...
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