礼拝メッセージ

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「信仰の立て直し」(聖日礼拝メッセージ 2022/11/13)

 今日の聖書の人物は「エズラとネヘミヤ」です。BC538にペルシアのキュロス王によってユダヤ人のバビロン捕囚からの帰還が許され、ゼルバベルとヨシュアによって神殿が再建されました(BC516)が、その後偶像礼拝により信仰の後退がありました。そこから信仰の立て直しに導いたのが、祭司であり律法の専門家であるエズラと総督ネヘミヤでした。 1.エズラの働き  エズラは、主の律法を調べ、これを実行し、イスラエルで掟と定めを教えようと心を定めていた。エズラ 7:10  エズラが神の宮の前でひれ伏して、涙ながらに祈り告白しているとき、男や女や子どもの大会衆がイスラエルのうちから彼のところに集まって来た。民は涙を流して激しく泣いた。エズラ 10:1  エルサレムに帰還した民は、サマリア人の妨害を受けながらも神殿を再建し喜び祝いました。しかし、エルサレムに戻った律法学者エズラは、民の間に雑婚がはびこり...
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「民の幸福を求めて」(聖日礼拝メッセージ 2022/11/06)

 今日の聖書の人物は「エステルとモルデカイ」です。二人はバビロン捕囚からの帰還が始まった後もバビロンに留まった人たちです。モルデカイは両親を亡くしたいとこのエステルを養育していました。  ハマンの陰謀によりユダヤ人が虐殺の危機に瀕しましたが、二人の献身的な働きにより、その危機を脱することができました。 1.モルデカイの信仰  もしあなたがこのようなときに沈黙を守るなら、別のところから助けと救いがユダヤ人のために起こるだろう。しかし、あなたも、あなたの父の家も滅びるだろう。あなたがこの王国に来たのは、もしかすると、このような時のためかもしれない。」エステル 4:14  モルデカイは、捕囚の民ユダヤ人でしたが官僚の地位を得ていました。モルデカイは、王の側近ハマンが自分にひれ伏すように皆に要求していましたがそれを拒否し、彼に取り入ることをしませんでした。  ハマンが報復として王を唆して...
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「行いか信仰か」宗教改革記念日(聖日礼拝メッセージ 2022/10/30)

 1517年10月31日、マルチン・ルターは九十五箇条の提題をヴィッテンベルク城の北側の扉に掲げ、免罪符(煉獄での刑罰の期間が短縮されるチケット)の売買が聖書的にも理性的にも伝統的にも不当であると訴えました。 明日、10月31日は宗教改革記念日です。 1.初代教会のユダヤ主義の問題  「なぜ今あなたがたは、私たちの先祖たちも私たちも負いきれなかったくびきを、あの弟子たちの首に掛けて、神を試みるのですか。私たちは主イエスの恵みによって救われると信じていますが、あの人たちも同じなのです。」使徒 15:10,11  ユダヤ主義は、「異邦人も割礼を受け律法を守らなければ救われない。」という教えです。パウロたちが福音を宣べ伝えて異邦人が救われ、教会が誕生しましたが、その後、ユダヤ主義などの偽りの教えが忍び込んできて大問題になりました。私たちがもし「自分は立派なクリスチャンではないので救われてい...
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「たとえそうでなくても」(聖日礼拝メッセージ 2022/10/23)

 今日の人物は「ダニエル」です。ダニエルは、BC605バビロン捕囚の際に他の少年たち(ハナンヤ、ミシャエル、アザルヤ)と共に捕囚となり、バビロンの王たちに仕えました。ダニエルと友人たちは、三度の命の危機を乗り越え、異教の国の捕囚となっても主に従い続けました。 1.夢の解き明かし 1)ネブカドネツァル王の夢の解き明かし  天に秘密を明らかにするひとりの神がおられます。この方が終わりの日に起こることをネブカドネツァル王に示されたのです。ダニエル2:28  ネブカドネツァル王は、不思議な夢を見て国中の知者に解き明かすように命じましたができませんでした。ただ、ダニエルは主に祈り、その解き明かしをいただきました。その夢は、4つの世界帝国(バビロン、メド・ペルシャ、ギリシャ、ローマ)と神様の新しい永遠の王国の預言でした。 2)壁の指文字の解き明かし  ちょうどそのとき、人間の手の指が現れ、...
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「右にも左にも」(聖日礼拝メッセージ 2022/10/16)

 今日の人物は「ヨシヤ王」です。ヨシヤ王は8歳で王となり、BC641~609の31年間南王国ユダを治めました。彼は、16歳で神様を信じ始め、20歳で国中の偶像を破壊する大宗教改革を行い(バビロン捕囚BC585の約30年前)26歳で主の宮を修復するように命じました。彼は、父祖ダビデの道を歩み続け、右にも左にもそれませんでした。 1.ヨシヤ王の信仰  マナセは十二歳で王となり、・・・主の目に悪であることを行った。・・・そこで主は、・・・マナセを・・・バビロンへ引いて行った。・・・こうしてマナセは、主こそ神であることを知った。Ⅱ歴代誌 33:1~20  アモンは・・・その父マナセがへりくだったようには、主の前にへりくだらず、かえって、このアモンは罪過を増し加えた。 Ⅱ歴代誌 33:21~25  ヨシヤ王の祖父マナセは、主の宮に偶像の祭壇を築いたり、子どもに火の中をくぐらせ、占いや呪術をし...
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「涙の預言者」

 今日の人物は「エレミヤ」です。エレミヤはBC627~582、南王国ユダのヨシア王、エホヤキム王の時代に預言者として活動し、悔い改めを促し、王国の滅亡(バビロン捕囚BC585)を警告しました。エレミヤは、哀歌の著者ともされ、祖国民の罪とさばきを憂え涙した預言者で、エルサレム滅亡後、エジプトでも神のことばを語り続けました。 1.エレミヤの召命  次のような主のことばが私にあった。「わたしは、あなたを胎内に形造る前からあなたを知り、あなたが母の胎を出る前からあなたを聖別し、国々への預言者と定めていた。」            エレミヤ 1:4,5  彼らの顔を恐れるな。わたしがあなたとともにいて、あなたを救い出すからだ。  主のことば」エレミヤ 1:8  エレミヤは、神様からの召命に対して、自分はまだ若いので無理ですと尻込みしました。しかし、主は「わたしがともにいる。救い出す。わたしの...
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「主の恵みとあわれみ」(聖日礼拝メッセージ 2022/10/02)

 今日の人物は「イザヤ」です。イザヤはBC745~695、北王国イスラエルが滅亡してアッシリア捕囚 (BC720)となる中、南王国ユダの預言者として活動し、南王国ユダの偽善の罪を暴き、王国の滅亡(バビロン捕囚BC585)、捕囚からの回復、メシヤ、新天新地について預言しました。 イザヤはまた、神様からの多くの幻とクリスチャンに与えられる栄光を見た預言者でもあります(6章)。 1.偽善の罪とバビロン捕囚  もう、むなしいささげ物を携えて来るな。香の煙、それはわたしの忌み嫌うもの。新月の祭り、安息日、会合の招集  わたしは不義と、きよめの集会に耐えられない。イザヤ 1:13  見よ。あなたの家にある物、あなたの父祖たちが今日まで蓄えてきた物がすべて、バビロンへ運び去られる日々が来る。イザヤ 39:6  イザヤは、ユダ王国が神様を拒絶し、偶像崇拝に走りながらも神殿で礼拝する偽善、社会的不...
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「変わらない愛」(聖日礼拝メッセージ 2022/09/25)

 今日の人物は「ホセア」です。ホセアは、BC758~725、北王国イスラエルのヤロブアムⅡ世の治世に預言者として活動し、北王国イスラエルの滅亡(アッシリア捕囚 BC720)について預言しました。  神様は、預言者ホセアに姦淫の女ゴメルを妻にするように命じて、神様に愛されていながら背信の罪を悔い改めないイスラエルになぞらえて、神様の変わらない愛を示されました。 1.イスラエルの愛と裏切り  ・・・ヤロブアム(Ⅱ世)が王となり、サマリアで41年間、王であった。彼は主の目に悪であることを行い、イスラエルに罪を犯させたネバテの子ヤロブアムのすべての罪から離れなかった。Ⅱ列王記 14:23,24  主はホセアに言われた。「行って、姦淫の女と姦淫の子らを引き取れ。この国は主に背を向け、淫行にふけっているからだ。」ホセア 1:2  神様は、イスラエルの現状と来たるべきさばきを示すために、預言者...
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「神様を恐れなさい」(聖日礼拝メッセージ 2022/09/18)

 明日は「敬老の日」です。神様は聖書を通して、ご自身が立てた秩序を大切にするように命じています。目上の人、老人を敬わないということは、その頂点におられる創造主である神様を敬わないことにつながります。  あなたは白髪の老人の前では起立し、老人を敬い、またあなたの神を恐れなければならない。わたしは主である。レビ記 19:32 1.異教徒の習慣に倣うな  ・・・まじないをしてはならない。占いをしてはならない。・・・また自分の身に入れ墨をしてはならない。わたしは主である。あなたの娘に淫行をさせて汚してはならない。・・・あなたがたはわたしの安息日を守り、わたしの聖所を恐れなければならない。わたしは主である。あなたがたは霊媒や口寄せを頼りにしてはならない。彼らに尋ね、彼らによって汚されてはならない。わたしはあなたがたの神、主である。レビ記 19:26~31  現在も同様な異教徒の習慣は、私...
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「神様は共におられる エリヤ」(聖日礼拝メッセージ 2022/09/11)

 エリヤは、BC870~845に北王国イスラエルで神様の預言者として活動しました。当時イスラエルは、アハブ王とイゼベル妃が崇拝するバアル神(カナン地方の肥沃神)を拝んでいました。 1.アハブ王との対決  エリヤは皆の前に進み出て言った。「おまえたちは、いつまで、どっちつかずによろめいているのか。もし主が神であれば、主に従い、もしバアルが神であればバアルに従え。」・・・Ⅰ列王記 18:21  エリヤは、3年半の干ばつを預言してアハブ王から身を隠し(Ⅰ列王記17:1、ヤコブ5:17,18)、カラスとやもめに養われました。その後バアル神の預言者450人、アシェラ神の預言者400人に1人で立ち向かい勝利しました(Ⅰ列王記18:16~40)。 2.弱音を吐いたエリヤ  ・・・自分の死を願って言った。「主よ、もう十分です。私のいのちを取ってください。私は祖父たちにまさっていませんから。」...
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