礼拝メッセージ

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「主の恵みとあわれみ」(聖日礼拝メッセージ 2022/10/02)

 今日の人物は「イザヤ」です。イザヤはBC745~695、北王国イスラエルが滅亡してアッシリア捕囚 (BC720)となる中、南王国ユダの預言者として活動し、南王国ユダの偽善の罪を暴き、王国の滅亡(バビロン捕囚BC585)、捕囚からの回復、メシヤ、新天新地について預言しました。 イザヤはまた、神様からの多くの幻とクリスチャンに与えられる栄光を見た預言者でもあります(6章)。 1.偽善の罪とバビロン捕囚  もう、むなしいささげ物を携えて来るな。香の煙、それはわたしの忌み嫌うもの。新月の祭り、安息日、会合の招集  わたしは不義と、きよめの集会に耐えられない。イザヤ 1:13  見よ。あなたの家にある物、あなたの父祖たちが今日まで蓄えてきた物がすべて、バビロンへ運び去られる日々が来る。イザヤ 39:6  イザヤは、ユダ王国が神様を拒絶し、偶像崇拝に走りながらも神殿で礼拝する偽善、社会的不...
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「変わらない愛」(聖日礼拝メッセージ 2022/09/25)

 今日の人物は「ホセア」です。ホセアは、BC758~725、北王国イスラエルのヤロブアムⅡ世の治世に預言者として活動し、北王国イスラエルの滅亡(アッシリア捕囚 BC720)について預言しました。  神様は、預言者ホセアに姦淫の女ゴメルを妻にするように命じて、神様に愛されていながら背信の罪を悔い改めないイスラエルになぞらえて、神様の変わらない愛を示されました。 1.イスラエルの愛と裏切り  ・・・ヤロブアム(Ⅱ世)が王となり、サマリアで41年間、王であった。彼は主の目に悪であることを行い、イスラエルに罪を犯させたネバテの子ヤロブアムのすべての罪から離れなかった。Ⅱ列王記 14:23,24  主はホセアに言われた。「行って、姦淫の女と姦淫の子らを引き取れ。この国は主に背を向け、淫行にふけっているからだ。」ホセア 1:2  神様は、イスラエルの現状と来たるべきさばきを示すために、預言者...
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「神様を恐れなさい」(聖日礼拝メッセージ 2022/09/18)

 明日は「敬老の日」です。神様は聖書を通して、ご自身が立てた秩序を大切にするように命じています。目上の人、老人を敬わないということは、その頂点におられる創造主である神様を敬わないことにつながります。  あなたは白髪の老人の前では起立し、老人を敬い、またあなたの神を恐れなければならない。わたしは主である。レビ記 19:32 1.異教徒の習慣に倣うな  ・・・まじないをしてはならない。占いをしてはならない。・・・また自分の身に入れ墨をしてはならない。わたしは主である。あなたの娘に淫行をさせて汚してはならない。・・・あなたがたはわたしの安息日を守り、わたしの聖所を恐れなければならない。わたしは主である。あなたがたは霊媒や口寄せを頼りにしてはならない。彼らに尋ね、彼らによって汚されてはならない。わたしはあなたがたの神、主である。レビ記 19:26~31  現在も同様な異教徒の習慣は、私...
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「神様は共におられる エリヤ」(聖日礼拝メッセージ 2022/09/11)

 エリヤは、BC870~845に北王国イスラエルで神様の預言者として活動しました。当時イスラエルは、アハブ王とイゼベル妃が崇拝するバアル神(カナン地方の肥沃神)を拝んでいました。 1.アハブ王との対決  エリヤは皆の前に進み出て言った。「おまえたちは、いつまで、どっちつかずによろめいているのか。もし主が神であれば、主に従い、もしバアルが神であればバアルに従え。」・・・Ⅰ列王記 18:21  エリヤは、3年半の干ばつを預言してアハブ王から身を隠し(Ⅰ列王記17:1、ヤコブ5:17,18)、カラスとやもめに養われました。その後バアル神の預言者450人、アシェラ神の預言者400人に1人で立ち向かい勝利しました(Ⅰ列王記18:16~40)。 2.弱音を吐いたエリヤ  ・・・自分の死を願って言った。「主よ、もう十分です。私のいのちを取ってください。私は祖父たちにまさっていませんから。」...
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「ヤロブアムとレハブアム」(聖日礼拝メッセージ 2022/09/04)

 ソロモンの治世の後、王国は北王国イスラエル(10部族)と南王国ユダ(2部族)に分裂しました。北王国の王は、ソロモンの家来であったヤロブアム、南王国の王は、ソロモンの息子のレハブアムでした。両国は対立し、神様から離れ、北王国はアッシリアに(BC722)、南王国はバビロンに(BC586)それぞれ捕囚となり、滅亡しました。両国とも神様の掟と命令を守らず、偶像礼拝に陥ったからです。 1.北王国の王ヤロブアム  わたしが命じるすべてのことにあなたが聞き従い、わたしの道に歩み、わたしのしもべダビデが行ったように、わたしの掟と命令を守って、私の目にかなうことを行うなら、わたしはあなたとともにいて、・・・確かな家をあなたのために建て、イスラエルをあなたに与える。Ⅰ列王記 11:38  そこで王は相談して金の子牛を二つ造り、彼らに言った。「もうエルサレムに上る必要はない。イスラエルよ。ここに、あ...
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「ソロモンの信仰と失敗」(聖日礼拝メッセージ2022/08/28)

 今日の人物はダビデの跡を継いで王になった「ソロモン」です。ソロモンは王国を更に拡大、繁栄させ、神殿を建設し、黄金時代を築き上げた人です。また、神様から英知を与えられ学術、芸術の面でも功績を残し、「詩篇」「箴言」「伝道者の書」を記しました。しかし、神様の戒めを軽んじて偶像礼拝に陥り(申命記17:17~20)、王国は分裂してしまいました。 1.ソロモンの信仰  そのうえ、あなたが願わなかったもの、富と誉れもあなたに与える。あなたが生きているかぎり、王たちの中であなたに並ぶ者は一人もいない。また、あなたの父ダビデが歩んだように、あなたもわたしの掟と命令を守ってわたしの道に歩むなら、あなたの日々を長くしよう。Ⅰ列王記3:13,14  ソロモンは、王に就任した際に神様から望むものを聞かれ、王としてイスラエルを治めるため、善悪を判断して民をさばく知恵を求めました(Ⅰ列王記3:5~15)。そ...
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「揺るがない信仰」(聖日礼拝メッセージ 2022/08/21)

 今日の人物は羊飼いからイスラエルの王になった「ダビデ」です。ダビデは王国を拡大統一し安定させ、黄金時代を築き上げた人です。いろいろな失敗もありましたが、イエス様を「ダビデの子」と言うように、メシアの家系であり、神様を愛した信仰の人でした。(詩篇 89:3,4、ヨハネ 7:42) 1.羊飼いダビデ  ダビデは言った。「獅子やクマの爪からしもべを救い出してくださった主は、このペリシテ人の手からも私を救い出してくださいます。」・・・Ⅰサムエル 17:37  ダビデは、主に選ばれてサムエルによって王としての油注ぎを受けました。羊飼いをしていた若い頃から、神様を信じ、神様の助けと守りを経験していたので、多くの兵士たちが尻込みする中、1個の石と投石機だけでペリシテ人ゴリヤテに立ち向かい勝利を得ました。  ダビデは、サウル王の死後、ユダの王となり他の11部族をも統一して全体の王となって...
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「不信仰と不従順」(聖日礼拝メッセージ 2022/08/14)

 今日の人物はイスラエルの最初の王「サウル」です。サムエルは王の即位にあたり、民と王に対して神様に誠実に従うよう命じました(Ⅰサムエル 12:18~25)。サウル王は、最初は謙遜でアンモン人との戦いに勝利しますが、その後、不信仰と不従順によって神様の前から退けられます。しかし、彼は認めず、次の王ダビデの命を狙い続け、最後は戦死しました。 1.従うことはいけにえにまさる 1)越権行為  ・・・全焼のささげ物を献げたのです。」サムエルはサウルに言った。「愚かなことをしたものだ。あなたは、あなたの神、主が命じた命令を守らなかった。・・・あなたの王国は立たない。Ⅰサムエル 13:12~14    サウル王は、祭司しかできない犠牲を自分で献げてしまいました。 2)不従順  なぜ、あなたは主の御声に聞き従わず、分捕り物に飛びかかり、主の目に悪であることを行ったのですか。」・・・見よ。...
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「主にのみ仕えなさい」(聖日礼拝メッセージ 2022/08/07)

 今日の人物は最後の士師であり預言者であり祭司である「サムエル」です。サムエルは、士師の時代と王国時代とを橋渡しし、一生の間、イスラエルをさばきました。(※ローマ 15:4) 1.サムエルの誕生(従順)  この子を主におゆだねいたします。この子は一生涯、主にゆだねられたものです。」こうして彼らはそこで主を礼拝した。Ⅰサムエル 1:28  エルカナの二人の妻のうち、ペニンナには子供がいましたが、ハンナは不妊の女でした。ハンナは神殿で「子が与えられたら主に献げます。」と祈り、主はその祈りに応えられました。誕生した子は、サムエルと名付けられ、祭司エリのもとで主に仕えました。  サムエルは「お話しください。しもべは聞いております」と言った。Ⅰサムエル 3:10 2.士師の時代から王国時代へ(悔い改め)  サムエルはイスラエルの全家に言った。「もしあなたがたが、心のすべてをも...
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「信仰による救い」(聖日礼拝メッセージ 2022/07/31)

 今日は暗黒の士師時代に咲いた信仰の花「異邦人ルツ」です。ルツはモアブ人でしたが信仰を持ち、未亡人になっても義母ナオミに従い、ユダで再婚してダビデ王の曾祖母となり、イエス様の先祖となりました。  モアブ人は、ロトの子孫で偶像神ケモシを崇拝していました。この宗教は、子どもを犠牲として献げるような邪教でした。 1.イエス様の先祖になったルツ  さばきつかさが治めていたころ、この地に飢饉が起こった。そのため、ユダのベツレヘム出身のある人が妻と二人の息子を連れてモアブの野へ行き、そこに滞在することになった。ルツ記 1:1(1:16,4:13,21,22)  飢饉のためイスラエル人のナオミと夫は二人の息子と共に、異邦人の地モアブへ移住し、息子たちはそれぞれモアブ人の女性と結婚しました。しかし、夫と二人の息子は死んでしまい、ナオミは故郷ユダへ帰ることにしました。弟嫁は実家に戻りましたが、兄...
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