礼拝メッセージ

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「ノアの子どもたち」(聖日礼拝メッセージ 2021/05/15)

 今日はノアの子どもたちについて見ていきます。大洪水の水が引き、箱舟を出たノアの家族を神様は祝福されました。アダムとエバから全人類は誕生しましたが、ノアの大洪水によって一度リセットされ、ノアの子どもたちセム(中央地帯)、ハム(南方地帯)、ヤフェテ(北方地帯)から再び全人類の系譜が始まりました(創世記9:18,19)。 1.セム、ハム、ヤフェテ  神はノアとその息子たちを祝福して、彼らに仰せられた。「生めよ。増えよ。地に満ちよ。あなたがたへの恐れとおののきが、地のすべての獣、空のすべての鳥、・・・あなたがたの手に、これらは委ねられたのだ。・・・そのすべてのものを、今、あなたがたに与える。・・・わたしは、あなたがたのいのちのためには、あなたがたの地の値を要求する。・・・あなたがたは生めよ。増えよ。地に群がり、地に増えよ。」 創世記 9:1~7    神様は大洪水によって地を聖められ...
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「親の恩に報いる」(聖日礼拝メッセージ 2022/05/08)

 今日は母の日です。神様は、すべての人を母親の胎を通して誕生させてくださいました。母親のありがたさを覚え、感謝し、恩に報いる生活をしましょう。それは主の命令であり、私たちが幸せになる道です。 1.親の恩  神様は天の父ですから、親は尊敬すべきすばらしい存在であり、親から受けた恩の大切さを教えてくださっています。  まことに あなたは私を母の胎から取り出した方。母の乳房に拠り頼ませた方。詩篇 22:9   〔日本のことわざ〕   子をもって知る親の恩:子を授かり親になって、初めて親のありがたさを知る  親思う心に勝る親心(吉田松陰):子が親を思う心より、親が子を思う心の方が勝っている  親と月夜はいつも良い:親がそばにいるときは安心、明るい月の夜は安心して歩けるのでどちらもありがたい。  親の意見と冷酒は後で利く:親の意見は聞き流してしまいやすいが、後になると納得できて、あり...
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「主の心にかなう歩み ノア」(聖日礼拝メッセージ 2022/05/01)

 今日は旧約3「ノア」です。神様は、人間を含め天地万物をとても良いものとして創造されましたが、人間たちのあまりにひどい暴虐を見て創造なさったことを後悔されたと記されています。その中で、ノアは主の御心にかなう歩みをしていました。神様は、洪水後にノアを祝福し、再び大洪水によって滅ぼすことはないと、虹により永遠に約束してくださいました。 1.洪水による刷新  主は、地上に人の悪が増大し、その心に図ることがみな、悪に傾くのをご覧になった。それで主は、地上に人を造ったことを悔やみ、心を痛められた。そして主は言われた。「わたしが創造した人を地の表から消し去ろう。人をはじめ、家畜や這うもの、空の鳥に至るまで、わたしは、これを造ったことを悔やむ。」創世記 6:5~7  また、かつての世界を放置せず、不敬虔な者たちの世界に洪水をもたらし、義を宣べ伝えたノアたち八人を保護されました。Ⅱペテロ 2:5 ...
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「罪を治めなさい」(聖日礼拝メッセージ 2022/04/24)

 今日は旧約2「カインとアベル」です。罪ゆえにエデンの園を追われたアダムとエバでしたが、かわいい二人の男児を授かります。しかし、この兄弟の間で人類初の殺人(尊属殺人)が行われました。その原因は、人との比較、逆恨み、悔い改めない心でした。 1.心からのささげ物かどうか  ある時期になって、カインは、地の作物から主へのささげ物を持って来た。また、アベルは彼の羊の初子の中から、それも最良のものを、それも自分自身で、持って来た。主はアベルとそのささげ物とに目を留められた。だが、カインとそのささげ物には目を留められなかった。それで、カインはひどく怒り、顔を伏せた。創世記 4:3~5(第2版)  カインのささげ物が神様に受け入れてもらえなかったのは、地の作物(穀物、野菜)だったからではなく、献げる心が問題でした。アベルは、自ら最良のものを心を込めて献げましたが、カインにはそのような心が伴っていな...
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「復活の主にあった人々」(イースター聖日礼拝メッセージ 2022/04/17)

 今日はイエス様の復活を記念するイースターです。イエス様は、私たちの罪と咎を十字架で一身に背負って死なれ、墓に葬られ、三日目によみがえられました。私たちに現れて下さったイエス様をたたえましょう。 1.マグダラのマリア  マリアは墓の外にたたずんで泣いていた。そして、泣きながら、からだをかがめて墓の中をのぞき込んだ。・・・イエスは彼女に言われた。「マリア。」彼女は振り向いて、ヘブル語で「ラボニ」、すなわち「先生」とイエスに言った。ヨハネ 20:11~16  弟子たちは、ヨハネを除いて全員イエス様を見捨てて逃げてしまいましたが、女たちだけはイエス様のそばにいました。イエス様は、復活後一番最初にかつて七つの悪霊を追い出したマグダラのマリアに現れました。 2.エマオへ下ろうとした二人  しかし、二人の目はさえぎられていて、イエスであることが分からなかった。・・・そして彼らと食卓に着くと、...
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「十字架上の7つのことば」(聖日礼拝メッセージ 2022/04/10)

 今日は棕櫚の主日、今週は受難週です。イエス様のエルサレム入城(棕櫚の主日)から十字架刑(受難日)までの一週間の出来事に関して、各福音書では多くの紙面が費やされています(ルカ1/4、マタイ・マルコ1/3、ヨハネ1/2)。今日は、その中でも大切な、イエス様の最後の7つのことばと十字架の死の意義を見ていきましょう。 1.十字架上の7つのことば ①ユダヤ人とローマ兵のために  イエスはこう言われた。「父よ、彼らをお赦しください。彼らは、自分が何をしているのかが分かっていないのです。」ルカ 23:34 ②悔い改めた強盗へ  イエスは彼に言われた。「まことに、あなたに言います。あなたは今日、わたしとともにパラダイスにいます。」ルカ 23:43 ③母マリアのために  イエスは、母とそばに立っている愛する弟子を見て、母に「女の方、ご覧なさい。あなたの息子です。」と言われた。それから、その弟...
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「骨からの骨、肉からの肉」(聖日礼拝メッセージ 2022/04/03)

 今年度のテーマは「登場人物から見る聖書」、第1回は、旧約1「アダムとエバ」です。全人類の祖にして原罪の原因でもあります。しかし、最後のアダムであるイエス様は、救いの恵みをすべての人に与えられました。 1.全人類の祖  神は人をご自身のかたちとして創造された。神のかたちとして人を創造し、男と女に彼らを創造された。創世記 1:27(創世記 2:7)  神である主は、深い眠りを人に下された。それで、人は眠った。主は彼のあばら骨の一つを取り、そのところを肉でふさがれた。創世記 2:21  神様は、天地創造の最後のわざとして人間を創造され、命の息を吹き込まれました。そして、最初の人アダムの良き助け手として、アダムのあばら骨からエバを造られました。アダムはエバを喜び、深い夫婦の絆によって結ばれました。すべての人は、アダムとエバから発しています。    同様に夫たちも、自分の妻を自分の...
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「教会最大の奉仕」(礼拝メッセージ 2022/03/27)

 今日のテーマは、Ⅸ.教会生活「44.教会最大の奉仕」です。教会、クリスチャンにしかできないことは、イエス様の救いを宣べ伝えることです。  私は福音を恥としません。福音は、ユダヤ人をはじめギリシア人にも、信じるすべての人に救いをもたらす神の力です。ローマ 1:16 1.イエス様の願いと任命  イエスは彼らに言われた。「全世界に出て行き、すべての造られた者に福音を宣べ伝えなさい。信じてバプテスマを受ける者は救われます。しかし、信じない者は罪に定められます。」マルコ 16:15,16  イエス様は、私たちにご自身のいのちと救いを与えるために、この世に来てくださいました。そして、この救いの良い知らせを伝える和解の働きを私たちに託してくださいました。(Ⅱコリント 5:18~20 )  しかし、信じたことのない方を、どのようにして呼び求めるのでしょうか。聞いたことのない方を、どのように信じ...
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「教会での奉仕」(聖日礼拝メッセージ 2022/03/20)

 今日のテーマは、Ⅸ.教会生活「43.教会での奉仕」です。「奉仕」ということばは、「ボランティア」「やってあげている」イメージがありますが、本当の「奉仕」とは、神様に慎んで仕えることであり、兄弟姉妹や隣人に利害を離れて尽くすことです。 1.初代教会  ①病気のいやし キリストの名によって・・・歩きなさい。使徒 3:6  ②励まし バルナバはサウロを引き受けて、使徒たちのところに連れて行き、・・・彼        らに説明した。使徒 9:27  ③祈りとみことば 私たちは祈りと、みことばの奉仕に専念します。使徒 6:4  ④食事 食卓のこと・・・この務めを任せること・・・。使徒 6:3  ⑤伝道 ピリポは・・・行き、人々にキリストを宣べ伝えた。使徒 8:5  ⑥お世話 彼女は多くの良いわざと施しをしていた。使徒 9:36  初代教会では、それぞれが与えられた賜物に従って主の...
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「教会でのささげ物」(聖日礼拝メッセージ 2022/03/13)

 今日のテーマは、Ⅸ.教会生活「42.教会でのささげ物」です。教会でのささげ物は、神様のお働きである教会活動(礼拝、伝道)、教会の維持管理、宣教活動への支援などに用いられます。私たちのささげ物にはその人の心が現れます。神様へのささげ物について学びましょう。 1.旧約時代のささげ物  旧約時代は、神様への感謝、神様との交わり、罪の贖いとして、ささげ物が律法により定められていました。ささげ物には、①全焼のささげ物 ②穀物のささげ物 ③交わりのいけにえ ④罪のきよめのささげ物 ⑤代償のささげ物などがあります(レビ記1~7章)。  さらに、収穫の十分の一を神様への感謝とともに、祭司、レビ人、社会的弱者のためにささげる規定がありました。  あなたは毎年、種を蒔いて畑から得るすべての収穫の十分の一を、必ず献げなければならない。申命記 14:22(箴言 3:9,10)  ・・・十分の一と奉納物...
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