礼拝メッセージ

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「患難の中の恵み」(2021/02/07 礼拝メッセージ) 

 ペテロの手紙第一は、AD63~66年頃に12弟子のリーダーであるペテロが、ローマ帝国の迫害下にある小アジアのクリスチャンに宛てた手紙です。  ペテロは、イエス様との生活、裏切り、十字架、復活、ペンテコステ、宣教活動を通して、信仰の患難と喜びと栄光を経験しました。手紙では、イエス様が経験された苦難を覚え、忍耐して主に従い、正しい生き方によって神様の栄光を現すよう励ましと具体的な生活の勧めを記しています。 1.すばらしい救い  すなわち、イエス・キリスト〈メシヤ〉に従順〔な者〕となるため、また〔彼の〕血の注ぎを受けるために、父なる神によって選ばれ〈予知され〉、またみ霊によって聖別され〈きよめられ、聖なる者とされ〉ている人々に〔この手紙を書き送ります〕。恵み〈霊的祝福〉と平安〈キリストにあって、また彼を通して実現される心の平和、恐怖と心をかき乱す欲情と道徳的葛藤からの解放〉が、あなたがた...
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「信頼、行い、忍耐」(礼拝メッセージ2021/01/31)

ヤコブの手紙は、AD45~48(AD60?)年頃にイエス様の弟ヤコブが、各国にいるユダヤ人クリスチャンに宛てた手紙です。主とみことばに対する信頼、信仰に伴う生活の実践的側面の大切さを教えています。 1.主に信頼する 人は相手に対する信頼がなければ、相手のことばを受け入れたり、行動に移したりはしません。イエス様を信頼することはとても大切です。疑う人は、自分中心でその信仰生活は落ち着かず、いつも青い鳥を追い続けます。 ・・・神に求めなさい。そうすれば与えられます。ただし、少しも疑わずに、信じて求めなさい。ヤコブ 1:5,6 2.行いが伴う信仰 ルターは、この手紙をヨハネの福音書、パウロの手紙等と比べると軽い「藁の手紙」だと非難しました。もちろん聖書は、人は行いではなく信仰によって救われると教えていますが、同時に、口先だけで行動が伴わない偽善的な信仰を厳しく戒めています。 ...
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「遊女ラハブの信仰とは」(礼拝メッセージ2021/01/24)

多くの証人たちが、雲のように私たちを取り巻いているのですから、私たちも、一切の重荷とまとわりつく罪を捨てて、自分の前に置かれている競争を、忍耐をもって走り続けようではありませんか。へブル 12:1 「信仰の章」へブル11章には、旧約聖書の信仰の勇者が取り上げられ、彼らが今、私たち取り巻きいて声援を送っているので、兄弟愛を持ち、信仰を全うするように勧められています。 1.信仰とは(ユダヤ的表現―同義的並行法):へブル11章1節 信仰は、望んでいることを保証し、目に見えないものを確信させるものです。へブル 11:1 信仰がなければ、神に喜ばれることはできません。神に近づく者は、神がおられることと、神がご自分を求める者には報いてくださる方であることを、信じなければならないのです。           へブル 11:6 2.信仰の殿堂入りした者...
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「信仰の創始者・完成者、イエス様」(礼拝メッセージ2021/01/17)

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「イエス様の栄光」(礼拝メッセージ2021/01/10)

へブル人への手紙は、信仰が浅く、ユダヤ教との間で信仰が揺れ動くユダヤ人クリスチャンのために書かれたと言われています。彼らは救い主イエス様に対する信仰の確信が揺らぎ、律法・宗教行事・例祭・行いに縛られていた宗教生活に逆戻りしようとしていました。 この手紙では、救い主イエス様こそ創造主が人となられた方、旧約聖書で約束されていたメシア、不完全な動物による贖いではない真の完全な贖い主であることを教えています。 1.創造主なるイエス様 神は御子を万物の相続者と定め、御子によって世界を造られました。御子は神の栄光の輝き、神の本質の完全な現れであり、その力あるみことばによって万物を保っておられます。へブル 1:2,3 聖書は、イエス様が賢人、偉人、預言者、聖人、宗教家、博愛主義者ではなく、天地万物の創造者であることを明確にしています。 2.人となられたイエス...
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「いの一番」(礼拝メッセージ2021/01/03)

「いの一番」とは、「いろは」の一番目の意から「真っ先、一番目」という意味です。神様は、ご自分の民イスラエルをエジプトの奴隷状態から開放した日を一年の初め、正月として記念し、何はともあれ、「いの一番」に神様を礼拝し、神様の尊い救いに感謝してスタートするように命じられました。 1.神様の民イスラエルの出発 主はエジプトの地でモーセとアロンに言われた。「この月をあなたがたの月の始まりとし、これをあなたがたの年の最初の月とせよ。」イスラエルの全会衆に次のように告げよ。この月の十日に、それぞれが一族ごとに羊を、すなわち家ごとに羊を用意しなさい。 出エジプト 12:2,3 エジプトで400年間奴隷状態にあった神様の民イスラエルは、BC1446年にモーセに率いられてエジプトから脱出しました。神様は、イスラエルを解放させまいとする頑ななパロに対して、9つの災い(ナイル川が血、かえる、ブヨ、あぶ、疾病...
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元旦礼拝メッセージ要約「主のいつくしみ」(2021/01/01)

主はいつくしみ深い。 主に望みを置く者、主を求めるたましいに。 主の救いを静まって待ち望むのは良い。 人が、若いときに、くびきを負うのは良い。 それを負わされたのなら、ひとり静まって座っていよ。 口を土のちりにつけよ。 もしかすると希望があるかもしれない。 自分を打つ者には頬を向け、十分に恥辱を受けよ。 主は、いつまでも見放してはおられない。 主は、たとえ悲しみを与えたとしても、 その豊かな恵みによって、人をあわれまれる。 主が人の子らを、意味もなく、苦しめ悩ませることはない。 哀歌 3:25~33 昨年2020年は、新型コロナで始まり、新型コロナで終わった1年でした。今までの生活様式、考え方、価値観、家族関係、人との付き合い方など、様々な面で再考を迫られる年でした。 家族や友人と自由に会うことができないストレス、学業や就業の面での変化、失業や収入減...
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「格下を愛せるか」(礼拝メッセージ2020/12/27)

ピレモンへの手紙は、AD61年頃、パウロが親友のピレモンに送った奴隷オネシモに関するお願いの手紙です。ピレモンはパウロによって信仰に導かれた人で、コロサイで家を教会として開放するほど裕福な人だったようです(ピレモン2)。ピレモンの奴隷だったオネシモは、主人の家で窃盗を働き、逃亡中にローマでパウロと出会って回心し、パウロに仕えていたようです。パウロはピレモンに対してオネシモを兄弟として迎えてくれるようにお願いしています。 1.格下の者を愛せるか もはや奴隷としてではなく、奴隷以上の者、愛する兄弟としてです。・・・あなたが私を仲間の者だと思うなら、私を迎えるようにオネシモを迎えてください。ピレモン 16,17 当時は、征服戦争によって捕虜が奴隷とされ、人権は認められず商品として売買されていました。ピレモンは、経済的に裕福で奴隷を所有し、社会的地位もある人のようです。いくら信仰に導...
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「御子を持つ者は幸い」(クリスマス礼拝メッセージ2020/12/20)

クリスマスは、多くの人々にとってワクワク、ウキウキするうれしいシーズンです。クリスチャンにとっては、愛する救い主イエス様の誕生日であり、罪の赦しと永遠のいのちが与えられたので、自然と喜びと感謝が湧き上がってきます。「御子を持つ者の幸い」について考えいきましょう。 1.神から生まれた者 イエスがキリストであると信じる者はみな、神から生まれたのです。Ⅰヨハネ 5:1 神の御子の名を信じているあなたがたに、これらのことを書いたのは、永遠のいのちを持っていることを、あなたがたに分からせるためです。Ⅰヨハネ 5:13(ヨハネ 3:3,36) クリスチャンとは、キリスト教という宗教を信じる人ではありません。神様の御前に罪を悔い改めて、イエス様を自分のキリスト(救い主)であると信じ受け入れた人、神様から新しく生まれた人です。イエス様を主と告白し、イエス様のよみがえりを信じる者は救われます(ロ...
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「正しい行い」(礼拝メッセージ2020/12/13)

パウロは、コリント教会の厄介な問題を解決したり、精力的に宣教する指導力のあるテトスをとても信頼していました。テトスへの手紙では、自らが救いに導いた我が子のようなテトスに対して、神様の恵みによって救われたクリスチャンの「正しい行い」の大切さを教えています。 1.反抗的な者を戒めよ 「クレテ人はいつも嘘つき、悪い獣、怠け者の大食漢。」この証言は本当です。ですから、彼らを厳しく戒めて、その信仰を健全にし、テトス1:12,13 ユダヤ主義は、クレテでも人々に悪影響を与えており、クレテ人の古くからの悪い性質が拍車をかけていました。ユダヤ主義者は、反抗的で不正な利益を求め、空想話と偽りの教えによって人々を惑わして、いくつもの家庭を破壊していました。また、クレテ人は怠惰な大食漢で平気でうそをつく人たちでした。彼らはクリスチャンと自称していましたが、行動が伴っておらず、生活では神様を...
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