
「十字架の死にまで従われた」(礼拝メッセージ2020/10/04)
今日のピリピ人への手紙のポイントは、①「十字架の死にまで従われた」(ピリピ2:8)イエス・キリストの謙遜(謙卑-キリスト教用語)。②ピリピ書に19回も登場する「喜び」です。ピリピ書は「喜びの手紙」とも呼ばれています。なぜ、パウロは獄中にあっても「喜びなさい」と兄弟姉妹に呼びかけることができたのでしょうか。
1.私たちの隣人に対する思い(ピリピ2:1~5)
パウロはピリピの教会に対して、心と思いを一つにする「一致」を願っています。一致を保つためには「謙遜」という徳が不可欠です。一人ひとりが自己中心や虚栄を捨て、肉的なプライドにしがみつくのを止め、謙遜を身に着けて隣人に関心を払い、その人の価値を再発見し、さらに、互いに尊敬し合うようにならなければ一致はありません。パウロは、十字架の死に至るまでもへりくだられた「イエス様の謙卑の姿」(ピリピ2:6~11)を示し、それを模範として、私た...