「人々に仕えるしもべ」(礼拝メッセージ20200503)
マルコの福音書は、ペテロの弟子である青年マルコによってAD50年代前半に書かれました。福音書の中で最も短く、最初に書かれたとされています。ローマ人(異邦人)を対象として書かれ、教えよりもイエス様の行動が簡潔、明快、単純、躍動的に描かれています(山上の垂訓、長い説教の大部分が省略されています)。
イエス様が人々に仕え、人々を救うためにご自分のいのちを与えられた「しもべ」であることを主題としています。
1.人々に仕えられたイエス様
マルコの福音書は、マタイやルカの福音書と違いイエス様の系図や誕生の記事を省き、バプテスマのヨハネの記事から始まっており、イザヤによって預言された、荒野で叫ぶ声であるヨハネが宣べ伝えたイエス様こそメシヤであり神の子であることを示しています。
マルコは、「すると、すぐに、さっそく」などのことばを多用してイエス様の行動といやし(奇蹟)を次々に紹介し...