
「主のしもべ」(礼拝メッセージ2019/07/21)
サムエル記Ⅰ、Ⅱは、元々ヘブル語聖書では1巻でした。士師時代の終りから、ダビデ王の最後までの約100年間(BC1075~975)について記されています。サムエルは霊的な指導者として活躍し、イスラエルの王に油を注いだ人物です。第1にはサウルとヨナタンの死までが記されています。
1.サムエル
サムエルは父エルカナ、母ハンナの間に生まれましたが、誕生前から神様に仕える者として献げられました。ハンナは心から主をたたえました(ハンナの祈りⅠサムエル2:1~10)。
サムエルは幼い時から祭司エリに仕え、エリの息子たち(献げ物の強奪、不品行、Ⅰサムエル2:12~17、22~25)とは対照的に、最後の士師、最初の預言者として、背教のイスラエルにあって、民を導きました。その後、民の要求により最初の王サウルに油を注ぎ、サウル王が不信仰によって失脚した後には、ダビデに油を注ぎました。彼は君主政治...