礼拝メッセージ

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「主に栄光を帰せよ」(礼拝メッセージ2019/06/23)

栄光を私たちの神に帰せよ。   申命記 32:3 「申命記」は「第二の律法付与」を意味しますが、リビングバイブルの書名「モーセ最後の説教」が示すように、BC1260年頃、約束の地カナンに入る直前、モアブの平原でモーセが語った神様との契約の再確認です。 モーセはこれまでイスラエルの民を導いてきた経験から、民が神様に対して再献身して、信仰と服従の道に歩むように呼びかけています。 1.神々に栄光を帰す愚かさ 人は創造主(神様)によって創造されたので、心のどこかで創造主を意識しています。しかし、自らの罪によって心が腐敗してしまったので、いろいろなものを神に仕立て上げています。 ①偶像の神々 杉の木を切り、・・・その残りで神を造って自分の偶像とし、ひれ伏してそれを拝み、こう祈る。『私を救ってください。あなたは私の神だから』と。・・・ イザヤ書 44:6~20 ...
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「愚かな者」(礼拝メッセージ2019/06/16)

知恵のある子は父を喜ばせ、愚かな子は母の悲しみとなる。箴言10:1 愚かな子はその父の憂い、これを産んだ母の痛み。    箴言17:25 今日は父の日です。聖書は、私たちに十戒の中で「両親を敬い大切にする」ことを「人を殺してはならない」よりも先に命じています。その命令には「幸せな一生をおくることができる」との約束が伴っています。 1.「愚かな者」 「愚かな者」とは知的能力の問題ではありません。心の問題です。 ①神様を否定する人 愚か者は心の中で「神はいない」と言う。彼らは腐っていて、忌まわしいことを行う。善を行う者はいない。詩篇 14:1 彼らは神を知っていながら、神を神としてあがめず、感謝もせず、かえってその思いはむなしくなり、その鈍い心は暗くなったのです。彼らは、自分たちは知者であると主張しながら愚かになり...
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「主を呼び求める者は」(礼拝メッセージ2019/06/09

今日はペンテコステ(五旬節)、聖霊降臨日です。イエス様の復活から50日目、昇天の10日後にあたります。五旬節は七週の祭とも呼ばれ、収穫の感謝と十戒を授かったことを記念します。現在は、聖霊様の降臨と教会の誕生を記念します。 弟子たちは、イエス様から命じられた通りにエルサレムから離れずに、一箇所に集まって聖霊様を待ち望んで祈っていました。彼らは聖霊様の満たしを受け、力をいただいて力強く福音を伝え始めました。 神は言われる。終りの日に、わたしはすべての人にわたしの霊を注ぐ。・・・しかし、主の御名を呼び求める者は、みな救われる。使徒 2:17~21 1.弟子たちが伝えたこと 彼らは、「イエス・キリストは復活された。イエス・キリストは救い主である。」とのメッセージを命がけで世界中に伝えて行きました。 ①イエス様は、罪の赦し、義認、きよめを与えてくださる。 ユダヤ人は...
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「主が御顔を向けられる」(礼拝メッセージ2019/0602)

民数記は、イスラエル民族が38年間シナイ半島の荒野を放浪した歴史が記されています。この期間中、民は神様とモーセにつぶやき、不平不満を言い続けました。エジプトからの救出を経験した者たちの中で、ヨシュアとカレブだけが約束の地カナンに入りました。書名は、書中の人口調査から取られています。 神様はモーセとアロンに命じて、民に祝福を与えようとされます。 主があなたを祝福し、あなたを守られますように。 主が御顔をあなたに照らし、あなたを恵まれますように。 主が御顔をあなたに向け、あなたに平安が与えられますように。 民数記 6:24~26 1.主が御顔を向けられる 主はモーセに命じてイスラエルの人口調査をさせ、部族ごとの宿営、幕屋に仕える者たち、罪のきよめのためのささげ物などについての規定を定められました。イスラエルの民が主の定めに従い、主を最優先にして心から礼拝する(主...
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「聖なる者」(礼拝メッセージ2019/05/26)

主はモーセにこう告げられた。「イスラエルの全会衆に告げよ。あなたがたは聖なる者でなければならない。あなたがたの神、主であるわたしが聖だからである。レビ記 19:2 このみことばを見るとドキッとしませんか。「自分は罪深く、失敗ばかりしていてとても神様のように心のきれいな「聖い者」ではない、いくら望んでもかなうことではない、自分にガッカリしてしまう。・・・」 神様は理不尽な要求をされているのでしょうか。 1.「聖い者」とは レビ記19章では守るべき十戒が繰り返されています。まず、両親を敬うこと、安息日を守ること、偶像を拝まないこと、神様にささげ物をすること、社会的弱者を助けること、正直であることです。 「聖なる者」とは、神様のすべての掟と定めとを守り行ない、汚れた者にならず、神様との交わりに留まることです。 ・・・自分の罪を告白するなら、・・・その罪を赦し、...
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「天からのパン」(礼拝メッセージ2019/05/19)

主はモーセに言われた。「見よ、わたしはあなたがたのために天からパンを降らせる。民は外に出て行って、毎日、その日の分を集めなければならない。これは、彼らがわたしの教えに従って歩むかどうかを試みるためである。出エジプト記 16:4 モーセに率いられ、奇跡的に紅海を通ってエジプトから脱出したイスラエルの民は、主に感謝して喜んだのもつかの間、荒野の旅で水と食糧が不足してきたため、神様とモーセに対して「エジプトの方が良かった。我々を死なせるのか。」と不平を言いました。神様はそんな彼らに不思議な方法で天からのパン(マナ)を与えられました。 1.恵みのパン 神様は、彼らが約束の地カナンに入るまでの40年間、マナを与え続けられました。彼らは農作業によって苦労してパン(マナ)を得たのではなく、毎日天から降ってくるマナを集めるだけでした。信仰と感謝が必要です。 神様は彼らのつぶやき...
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「家族関係と信仰」(礼拝メッセージ2019/05/12)

子どもたちよ、あなたがたは、主にあって〔その代表者としての〕あなたがたの両親に従いなさい。これは当然であって、また正しいことであるからです。「あなたの父と母を敬いなさい〈尊い人々として重んじ、たいせつにしなさい〉」。これは〔次の〕約束を伴った第一の戒めです〔出エジプト記20:12〕。〔すなわち〕「そうすれば、すべての事が、あなたにとって順調で、あなたは、この地上で長寿が得られる」。エペソ6:1~3(詳訳) 今日は母の日です。あなたは、両親や家族と良好な関係が保たれていますか。また、霊の家族である教会の兄弟姉妹との関係は良好ですか。尊敬、喜び、親しみ、感謝の関係ですか。みことばは、両親や家族との関係、霊の家族との関係が信仰と深く関わり合っていると告げています。 1.みことばの約束 神様は血縁としての家族をとても大切にします。いのちを紡ぎ、いのちを育む、最も基本となる祝...
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「わたしがともにいる」(礼拝メッセージ2019/05/05)

「心配するな。わたしがついている。おまえを遣わしたのが私だという証拠に、必ずおまえといっしょにいよう。」 出エジプト記 3:12(LB訳) ヤコブの息子ヨセフがエジプトに売られて後、夢の解き明かしによって宰相になり、飢饉で苦しむイスラエル一族をエジプトに呼び寄せました。その後、イスラエル民族は400年間奴隷状態(創世記15:13~16)にありました。神様は助けを求める彼らの叫び声を聞き、苦しみから解放して乳と蜜の流れる約束の地カナンへ導こうとしました。そのためにモーセを救済者として召し出しますが、モーセは不安を覚えて躊躇しました。 1.モーセの不安 モーセは、同胞もエジプトも自分が神様から遣わされたことを信じないだろうし、自分は口べただからだれかほかの人にして下さいと神様の召しを拒否しました(出エジプト4:1~17)。 モーセは、エジプト・ファラオの強大さを知って...
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「神様の約束『幸せ』」(礼拝メッセージ2019/04/28)

ヤコブは言った。「私の父アブラハムの神、私の父イサクの神よ。私に『あなたの地、あなたの生まれた地に帰れ、わたしはあなたを幸せにする』と言われた主よ。私は、あなたがこのしもべに与えてくださった、すべての恵みとまことを受けるに価しない者です。私は一本の杖しか持たないで、このヨルダン川を渡りましたが、今は、二つの宿営を持つまでになりました。どうか、私の兄エサウの手から私を救い出してください。・・・、私は恐れています。」 創世記 32:9~11 ヤコブはアブラハムの孫、イサクの息子で、双子の弟です。彼はずるい性格が災いして波瀾万丈の一生を送りました。彼は神様によって名をイスラエルとされ、12人の息子が与えられました。息子たちはイスラエル12部族の族長となりました。彼は信仰によって神様から約束を与えられました。 1.自分の手で願望を成し遂げようとしたヤコブ 神様は兄エサウより...
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「平安があなたがたにあるように」(礼拝メッセージ2019/04/21)

その日、すなわち週の初めの日の夕方、弟子たちがいたところでは、ユダヤ人を恐れて戸に鍵がかけられていた。すると、イエスが来て彼らの真ん中に立ち、こう言われた。「平安があなたがたにあるように」ヨハネ20:19 弟子たちはなぜ不安だったのでしょうか。復活のイエス様は彼らに何を与えられたのでしょうか。あなたは今、平安ですか。不安がありますか。復活のイエス様は、私たちに何を与えておられるのでしょうか。 1.弟子たちの後悔 弟子たちは、職業や家族を捨ててイエス様に人生のすべてを懸けてきましたが、一番頼りにしていた先生が犯罪者として捉えられ、処刑されてしまいました。今度は自分たちが捕らえられて殺されてしまう、イエス様についてきたことは失敗だったのだろうか、これからどなるんだろう・・・。彼らは恐れと絶望と不安の中で息を潜めていました。 2.疑り ・・・彼らはおびえて震え上...
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